【有名ラーメン店再現】「元祖赤のれん節ちゃんラーメン」博多ラーメンの作り方・レシピ
ご当地ラーメンエリア:福岡県
福岡県福岡市を代表する「元祖赤のれん節ちゃんラーメン」の博多ラーメンを再現したレシピの紹介です。
「元祖赤のれん節ちゃんラーメン」の博多ラーメンは、スープは白濁とは程遠く、茶褐色の豚骨スープが特徴です。豚骨スープは頭・足・背骨・皮を、ボロボロになるまで約16時間も煮込んでいるので、うま味がこれでもかと抽出されています。レンゲですくうとスープの合間に背脂がキラキラ光り、食欲をそそるビジュアルです。
元祖赤のれん節ちゃんラーメンの博多ラーメンの味を簡単に再現できるよう業務用ラーメンスープを使った再現レシピです。
基本ベース
■スープベース:豚骨100%
■かえしタイプ:豚骨ダレ
■出汁タイプ :【業務用スープ】とんこつスープ出汁
材料
手仕込みスープの場合(13時間〜)
豚骨スープ(とんこつスープ)
・水…10ℓ
・げんこつ(豚ゲンコツ)…5kg
=完成量…10ℓ
出汁
・とんこつスープ出汁…30cc
簡単スープの場合(10分〜)
【スープ(完成量1リットル)】
- とんこつスープ出汁…1000cc
手仕込みスープの作り方(13時間~)
- 水と骨(豚骨、豚ゲンコツ)を寸胴鍋に入れて、強火で炊く。出てくる灰汁(アク)をしっかりと取り除く。蓋をして強火で炊きだす。
- 12時間前後、水位を保ちながら炊き続ける。
※ラーメンスープはその都度作る「取り切り」製法である。 - 最後、スープに「とんこつスープ出汁」を合わせてだしのコクを出し、一煮立ちさせたら完成。
コツ・ポイント
「元祖赤のれん節ちゃんラーメン」は、茶褐色の豚骨スープが特長です。味の濃いラーメンのため、マイルドな味わいを作るためスープに甘味を出していく必要があります。そこで、「とんこつスープ出汁」の出汁を使うことで、豚の甘みとコクを引き出すラーメンとして完成します。
歴史・成り立ち
1946年創業の「赤のれん」は白濁したラーメンスープの博多ラーメンの元祖と言われる。創業者の津田茂さんが中国で食べた「十「そば」を再現しながら作った豚骨(とんこつ)ラーメンである。屋号の由来は、ラーメン屋台に灯していた明かりからススが出てきて、暖簾(のれん)がすぐ汚れてしまうことから、暖簾を赤く染めた。それがそのままラーメン屋の屋号になっている。
味は、豚骨(とんこつ)スープに、小豆島(しょうどじま)の濃口醤油をベースにした醤油ダレを合わせているのが特長である。1947年創業の久留米「三九」と同様に白湯スープ(パイタンスープ)の元祖と言われているが、開業時期の早さは「赤のれん」、影響力の大きさは「三九」といったところだろうか。紅生姜、メンマ、ラードを豚骨(とんこつ)ラーメンで使うようになったのは「赤のれん」が発祥と言われている。
推奨の組み合わせ
■麺:平打ち麺
■タレ:タレ、うま味調味料
■香味油:ラード
■トッピング:チャーシュー(叉焼・焼豚・煮豚)、ねぎ、紅生姜(べにしょうが)
店舗情報
- 店名:元祖赤のれん 節ちゃんラーメン 天神本店
- 住所:福岡県福岡市中央区大名2-6-4
- 営業:11:00~24:00(L.O.23:30)
- 定休:不定休
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
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注意事項
※「元祖赤のれん節ちゃんラーメン」様をオマージュし、西尾了一氏が創作。
※当レシピはあくまで参考文献です。近い味を目指したものであり、本物の「元祖赤のれん節ちゃんラーメン」様のレシピとは異なる場合がございます。
参考文献
■作品名:『ラーメン大全』
■著者:西尾了一
■出版社:株式会社旭屋出版