【有名ラーメン店再現】「好来」薬膳ラーメンの作り方・レシピ

ご当地ラーメンエリア:愛知県

※画像はイメージです。

愛知県名古屋市を代表する「好来系」の薬膳ラーメンを再現したレシピの紹介です。
「好来系」の薬膳ラーメンは、鶏ガラ・豚骨・魚介・根菜などをじっくり煮込んだスープが基本です。見た目は豚骨醤油味のようですが、意外にとてもあっさりとしており出汁のうま味がぎゅっと凝縮された大変美味しいスープです。また、漢方薬の素材も一緒に煮込まれているので「薬膳ラーメン」とも言われております。
好来系の薬膳ラーメンの味を簡単に再現できるよう業務用ラーメンスープを使った再現レシピです。

基本ベース

■スープベース:鶏スープ(とりスープ)
かえしタイプ:醤油ダレ(しょうゆダレ)
■出汁タイプ 【業務用スープ】鶏白湯スープ出汁

材料

手仕込みスープの場合(8時間〜)

・水…10ℓ
・鶏ガラ(とりがら)…3kg
・げんこつ(豚ゲンコツ)…1kg
・玉ねぎ…5個
・人参…2個
・にんにく…2個
・ムロアジ節…50g
・出汁昆布(だしこんぶ)…20g
=完成量…7ℓ

出汁
鶏白湯スープ出汁…30cc

 

簡単スープの場合(10分〜)

【スープ(完成量1リットル)】

手仕込みスープの作り方(8時間~) 

  1. 鶏ガラ(とりがら)、げんこつ(豚ゲンコツ)を水に入れて強火で炊く。出てくる灰汁(アク)をしっかり取り除く。
  2. すべての材料を加えて、6~7時間中火で炊く。
  3. 最後、スープに「鶏白湯スープ出汁」を合わせてだしのコクを出し、一煮立ちさせたら完成。

コツ・ポイント

「好来」は薬膳ラーメンが有名な店です。鶏ガラ・豚骨・魚介・根菜などから仕上げたスープは、出汁のうま味がぎゅっと詰まった美味しいラーメンです。そこで薬膳ラーメンの味を支えるために、「鶏白湯スープ出汁」で出汁を足すことで、鶏の旨みとコクを引き出したラーメンが完成します。

簡単スープの作り方(60分〜)

  1. 水にムロアジ節・出汁昆布を加えて1~2時間炊く。
  2. 鶏白湯スープ出汁を中火で溶かす。
  3. 1と溶かした2のスープを合わせたら完成。

今回使ったスープ出汁

「好来」再現タレ

歴史・成り立ち

名古屋市には、「好来系」や「薬膳ラーメン」と呼ばれるラーメンの系統がある。これは、1959年創業のラーメン屋「好来」を元祖としている。「松」はチャーシュー麺、「竹」はメンマが入る、「寿」はチャーシューが2倍など、独特のラーメンメニュー名がある。卓上には、高麗人参酢、ごまラー油が置いてあることも特徴。

推奨の組み合わせ

■麺:中太ストレート麺

■タレ:醤油ダレ

■香味油:ラード

■トッピング:チャーシュー(叉焼・焼豚・煮豚)、ねぎ、メンマ

店舗情報

  • 店名:好来道場(こうらいどうじょう)
  • 住所:愛知県名古屋市千種区春岡通6-1-16
  • 営業:11:00~14:00(売切れ次第閉店)
  • 定休:日曜日

※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

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注意事項

※「好来」様をオマージュし、西尾了一氏が創作。

※当レシピはあくまで参考文献です。近い味を目指したものであり、本物の「好来」様のレシピとは異なる場合がございます。

参考文献

■作品名:『ラーメン大全』
■著者:西尾了一
■出版社:株式会社旭屋出版