【有名ラーメン店再現】「ラーメン処西谷家」福岡ラーメンの作り方・レシピ
ご当地ラーメンエリア:福岡県
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福岡県福岡市を代表する「ラーメン処西谷家」の福岡ラーメンを再現したレシピの紹介です。
「ラーメン処西谷家」のラーメンは、素材が砂状になるまで長時間炊き続け、骨の髄まで絞り出したという濃厚な『髄とんこつ』スープが特徴です。これぞまさにトンコツ100%!!な高粘度で非常にこってりしており、ワイルドさ全開を味わえます。ガツンとくる豚骨臭に、少しザラつきを感じる舌触りのスープと一緒に頂く麺は、細ストレート麺を使用。超濃厚スープなので、麺とスープとの絡みは言うまでもありません(相性抜群です!)。
ラーメン処西谷家の福岡ラーメンの味を簡単に再現できるよう業務用ラーメンスープを使った再現レシピです。
基本ベース
■スープベース:豚骨100%
■かえしタイプ:豚骨ダレ
■出汁タイプ :【業務用スープ】とんこつスープ出汁
材料
手仕込みスープの場合(18時間〜)
【豚骨スープ】
スープ1日目
・水…10ℓ
・豚頭(ぶたかしら)…3kg
・げんこつ(豚ゲンコツ)…2kg
スープ2日目
・水…1日目のスタート時の水位まで加水
・1日目の骨
・げんこつ(豚ゲンコツ)…1kg
スープ3日目
・水…1日目のスタート時の水位まで加水
・2日目の骨(豚頭、豚げんこつ)
・背脂(豚の背あぶら)…1kg
=完成量・・・8ℓ
出汁
・とんこつスープ出汁…30cc
簡単スープの場合(10分〜)
【スープ(完成量1リットル)】
- とんこつスープ出汁…1000cc
- 背脂(豚の背あぶら)…200g
手仕込みスープの作り方(18時間~)
- 骨(豚頭、豚げんこつ)はお湯に2時間浸けてから、そのまま下ゆでして、血抜きをする。
- 1日目:1時間ほど灰汁(アク)取りをしてから5時間ほど強火で炊き上げる。
- 2日目:1日目の骨(豚頭、豚げんこつ)を割る。水と血抜きをしたげんこつ(豚げんこつ)を加えて、5時間ほど強火で炊き上げる。
- 3日目:骨(豚頭、豚げんこつ)を割る。水と背脂(豚の背あぶら)を加えて、5時間ほど強火で炊き上げる。焦げやすいので、20分ごとに混ぜる。
- 合計15時間以上強火で炊き上げたラーメンスープは冷却して、1日以上ねかせたものを使用する。
- 最後、スープに「とんこつスープ出汁」を合わせてだしのコクを出し、一煮立ちさせたら完成。
コツ・ポイント
「ラーメン処西谷家」は、濃厚な"髄とんこつ"が有名な店です。豚骨100%で仕上げたスープは、非常にこってりしておりワイルドな味わいです。大変味の濃いラーメンのため、マイルドな味わいを作るためスープに甘味を出していく必要があります。そこで、「とんこつスープ出汁」の出汁を使うことで、豚の甘みとコクを引き出すラーメンとして完成します。
歴史・成り立ち
この福岡ラーメンは2006年に開業した「ラーメン処西谷家」をオマージュして筆者が創作した作り方。1990年代に起きたラーメンブームを前にラーメンに目覚め、北九州にある濃厚豚骨(のうこうとんこつ)の有名店「魁龍」にて修業をして独立したという。ラーメン店屋号の由来は、坂本龍馬の実家「才谷家」からと言われる。
パワフルで濃厚な豚骨スープ(とんこつスープ)は、15時間以上も炊き続けてようやく完成するものであるが、焦げやすいので、豚骨(とんこつ)スープを炊いているときは片時も目が離せない、繊細さも要求されるラーメンスープでもある。
推奨の組み合わせ
■麺:細麺細
■タレ:醤油ダレ79(しょうゆダレ)
■香味油:ラード
■トッピング:チャーシュー(叉焼・焼豚・煮豚)、ねぎ、紅生姜(べにしょうが)
店舗情報
- 店名:西谷家 本店(さいたにや)
- 住所:福岡県福岡市西区野方6-36-34
- 営業:11:00~20:00(当面の間)
- 定休:なし
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
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注意事項
※「鍋ラーメン処西谷家」様をオマージュし、西尾了一氏が創作。
※当レシピはあくまで参考文献です。近い味を目指したものであり、本物の「ラーメン処西谷家」様のレシピとは異なる場合がございます。
参考文献
■作品名:『ラーメン大全』
■著者:西尾了一
■出版社:株式会社旭屋出版
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