フォー(フォーボー牛肉、フォーガー鶏肉、フォーカー魚介)の作り方
【プロ直伝】フォーの基本の作り方・レシピ
アジア各国にそれぞれのスープがあり、スープ料理がある。ラーメンのように麺が入り、メインディッシュとなるものから、スープ単体を楽しむものもある。扱う食材、味付け、香り付けは千差万別である。そして何より、ラーメンとなる場合、麵や具材とスープとの相性も大切な要素になる。
基本ベース
■ベース:それぞれある
■タイプ:醤油
材料
ベースのスープ
- 水…1リットル
- 鰹節…50g
- 出汁昆布…5g
- 生姜…10g
- 酒…30ml
- ニョクマム…40ml
完成量…1リットル
①牛肉
- 牛肉…150g
- 玉ねぎ…200g
- クレソン…10g
- レモン…1/8カット
- ピーナッツ…適量
完成量…1人前
②鶏肉
- 鶏もも肉…200g
- もやし…20g
- ねぎ…5g
- 香菜…5g
- レモン…1/8カット
完成量…1人前
③魚介
- あさり…300g
- 紫玉ねぎ…200g
- ペパーミント…5g
- ライム…1/8カット
完成量…各1人前
作り方
- ベースのスープ300mlに①~③のいずれかを加えて、火を通す。それぞれ①~③の味付けをしていくことで、味付けのバリエーションを生む。
コツ・ポイント
フォーとは、ベトナムにある米粉の麺である。中国にも似たような製法の麵があり、麺と汁という組み合わせも中国から来たという説がある。その他、フランス統治下時代にベトナム人が牛肉を食べるようになり、それをきっかけにフォーができたという説もある。起源のはっきりしないフォーであるが、20世紀初頭には北部で食べられていたと言われる。
南北に長く、地域色もあるベトナムにはフォーにもそれぞれのご当地がある。北部は鶏肉(ガー)が主流で、中国の影響を受けて青ねぎをのせる。南部の牛肉(ボー)はバジルやミントなどをのせたりもする。注文時にまず「フォー(米粉の麺)」「ミエン(中国麺)」「フーティウ(フォーより細麺)」などの麺を選び、次に「ボー(牛肉)」「ガー(鶏肉)」「カー(魚介)」などの味付けを選ぶ。ここでは牛肉や鶏肉と端的なくくりにしているが、実際には地域によって様々なフォーがある。
推奨の組み合わせ
■麺:ライスヌードル
■タレ:醤油(ニョクマム)
■香味油:なし
■トッピング:好みで