「みそのおいしい使い方」レシピ~毎日の二人ごはん~

ほっとする汁物…のはずが?!おみそ汁や豚汁をもう一度基本からおさえましょう。

「昆布やかつお節の持つ滋養を、日常的にとってほしいと思います。じっくり煮出す必要もないし、日本のだし汁ほど手軽な天然スープってあるかしら?!」
お出汁の基本をおさえたら、次はお味噌。
「2種類以上を合わせると、味が深くなります。八丁や西京などの赤、白を含めて、好みを4種類程度そろえておけば、ひととおり楽しめますね」

「賢い!保存容器に2種類一緒に入れれば、合わせみそにするのが簡単なんですね」

そんな毎日のおうちごはんに作りたい「毎日の二人ごはん」のレシピを、松本忠子先生のレシピとして掲載していきます。

※画像はイメージです

みその保存

発酵食品なので、プラスチックやステンレス以外の金属製容器は避けて冷蔵保存します。
2、3種類を一つに詰めると、手軽に合わせみそにできます。
原料の違いなら豆、麦、米こうじ、味わいの違いなら甘、辛、産地の違いなら信州、仙台などと異なるみそを合わせるとぐんと味わいが増すので、おすすめです。
寒いときには、西京みそなどこっくり甘めの白みそを、春から夏は、きりっと辛口の八丁みそなど赤い豆みそを加えるのは、先人からの暮しの知恵。また、具だくさんのおかず汁向けには、煮返しても風味が落ちないみそを選びましょう。
あまり長くおかずに使いきれるよう、それぞれの家に合った量を求めます。

みそを溶く

みそ汁は、煮えばなのみその香りが立つところをいただきたいもの。
みそは手早く汁になじませたいので、やはりみそこしが便利。みその粒が混ざったほうが好みでも、一度こしてから網に残った粒を戻すほうが楽でしょう。
たっぷり2人前として3カップのだし汁に、みそ大さじ2強(約40g)を目安に、みその塩分と好みによって加減してください。使うなべは毎回決まってくるはずなので、だし汁、みそ、具の量は目分量で量れるようになるものです。

にんにくみそ

※画像はイメージです

簡単で、作っておくと便利なアイディアを一つご紹介。
薄皮をむいたにんにくを素揚げして、好みのみそに漬けておきます。3~4日後から使え、長く保存できます。
みそは、好みのみそ汁や豚汁などの具だくさんの汁に。アクセントのある香りとこくが加わります。野菜につけるみそとしても、もちろんおすすめ。
にんにくもおいしくなるので、そのままでおつまみに、つぶしてたれやいため物、煮物の調味に。

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注意事項

※著者「松本忠子」の『毎日の二人のごはん』より記載したレシピになります。
※著作権者本人様より掲載の許可をいただいております。

参考文献

■作品名:『毎日の二人のごはん』
■著者:松本忠子
■出版社:文化出版社