【有名ラーメン店再現】「大黒亭」三条カレーラーメンの作り方・レシピ

2023年1月6日 2024年8月12日

外園史明 FUMIAKI HOKAZONO

ご当地ラーメンエリア：新潟県

新潟県三条市を代表する「大黒亭」の三条カレーラーメンを再現したレシピの紹介です。
「大黒亭」の三条カレーラーメンは、カレー味の中に和風出汁の風味も感じられる、スープタイプのカレーラーメンで、煮干し・昆布のだしを抽出して作られます。そのスープは、昔懐かしい、どこかホッとするような優しい味で、また具材のチャーシューと玉ねぎがよく合います。まさに「ここにしかない味」という表現がぴったりです。
「大黒亭」の三条カレーラーメンの味を簡単に再現できるよう業務用ラーメンスープを使った再現レシピです。

基本ベース

■スープベース：豚骨+煮干しスープ（にぼしとんこつスープ）
■かえしタイプ：醤油ダレ（しょうゆダレ）
■出汁タイプ　：【業務用スープ】とんこつスープ出汁

材料

手仕込みスープの場合（5時間〜）

三条カレーラーメンの材料

スープ

・水･･･5ℓ
・げんこつ（豚ゲンコツ）･・・1kg
・鶏ガラ（とりがら）･･・1kg
・鰹節（かつおぶし）･･･50g
・煮干し（にぼし）・・・25g
・出汁昆布（だしこんぶ）･･・ 10g
・にんにく・・・ 1個
・玉ねぎ･・・1個
・人参･･･1本
・カレーの素
＝完成量･･･4.5ℓ

出汁
・とんこつスープ出汁…30cc

簡単スープの場合（10分〜）

【スープ（完成量1リットル）】

とんこつスープ出汁…1000cc
鰹節（かつおぶし）･･･20g
煮干し（にぼし）・・・15g
出汁昆布（だしこんぶ）･･・ 6g
にんにく・・・ 1/2個
玉ねぎ･・・1/2個
人参･･･1/2本
カレーの素

手仕込みスープの作り方（5時間～）　

4時間かけて清湯（チンタン）スープを作り、「とんこつスープ出汁」とカレー用のスパイスを数種とルウを加えて作る。

コツ・ポイント　

「大黒亭」は、カレーラーメンが有名な店です。「大黒亭」のカレーラーメンは、煮干し・昆布出汁を抽出して仕上げるため、しっかりとスープのコクを引き出さないとカレーに負けてしまい残念な味となってしまいます。

そのため、スープにコクを出す とんこつスープ出汁を合わせることで、コクが最大限引き出されたスープ下地のラーメンが出来ます。

簡単スープの作り方（60分〜）

水に鰹節、煮干し、出汁昆布、にんにく、玉ねぎを加えて1～2時間炊く。
とんこつスープ出汁を中火で溶かす。
1と溶かした2のスープを合わせ、カレー用のスパイスを数種とルウを加えて完成。

今回使ったスープ出汁

【業務用スープ】
とんこつスープ出汁

「大黒亭」再現タレ

【大黒亭再現】
PB醬油ダレ

歴史・成り立ち

三条市はカレーラーメンを提供する店が多く、カレーとスープが一体になった「カレースープタイプ」とラーメンにカレーがかかった「カレーかけタイプ」の2つがある。
ここにあるレシピはカレースープタイプである。このタイプのカレーラーメン最古の店は1950年頃創業の「大黒亭」と言われる。工場の多いこの地域は忙しく、食事の時間もなく、冷めにくいカレーラーメンは出前にピッタリであった。スパイシーでスタミナも付き、次第に多くの店でカレーラーメンが提供されるようになっていった。

推奨の組み合わせ

■麺：中細ストレート麺

■タレ：醤油(豚を煮込んだ醤油)

■香味油：－

■トッピング：豚肉、玉ねぎ

店舗情報

店名：大黒亭本店
住所：新潟県三条市本町6-1-3
営業：11:00〜13:30、17:00～19:30
定休：火曜日

※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

この記事を書いた人

常務取締役

外園史明 FUMIAKI HOKAZONO

様々な企業のコンサルティングや自社のIPプロデューサーを務め功績を残した後、LINEマンガで「鬼畜島」や「パンプキンナイト」をプロデュースし、5年間で1,000万部以上の売上を達成させる。その後、2020年クックピットに入社。マーケティング・新規事業プロジェクトを担当し、クックピットの常務取締役を担う。