「昔カレー」レシピ~毎日の二人ごはん~
おせちもいいけれど、自分らしいお正月料理を覚えたい
松本:わが家では、おせちに並ぶ毎年人気の一品に、ポテトサラダがあるのよ。
中井:あのかたのこの味が今年もまたいただけた、そんな喜びの一品を私も持ちたい。おせちは、まだまだ母たちにかなわないし…。
「市販のルーと、ひらひらの豚肉。これなら気軽。また食べたくなる懐かしい味ですね」
そんな毎日のおうちごはんに作りたい「毎日の二人ごはん」のレシピを、松本忠子先生のレシピとして掲載していきます。
材料(4人前)
- 豚ロース肉(薄切り)…200g
- 玉ねぎ(皮をむき、縦2等分して、薄切り)…正味350g(約1/2個分)
- にんじん…100g(約小1本)
- じゃがいも…200g(約小2個)
- バター…大さじ3
A
- しょうが(みじん切り)…15g
- にんにく(みじん切り)…小1かけ分
- カレー粉…大さじ2
B
- ウスターソース…大さじ3
- 塩…小さじ1
- 水…5カップ
- 固形カレールー2種(味わいの異なるもの。好みで)…各70g
- チョコレート…15g
- じゃがいも(とろみ用)…小1/2~1個
- ご飯、好みの薬味…各適宜
作り方
- 豚肉は、一口大より少し大きめに切る。
- じゃがいもは一口大に、にんじんは7㎜強厚さの輪切り(太ければ半割りにしてから)にする。
- フライパンで固形ルーをとかしながら香ばしくなるまで軽く焦がす。
- 煮込みなべにバターをとかし、Aをいためて、香りが出たら豚肉をいため合わせ、色が変わったら一度取り出す。
- 続けてなべに2と玉ねぎを入れ、玉ねぎの甘みを引き出すようによくいためて、カレー粉をふり入れ、さらにいためて香りを出し、肉を戻して、Bを入れる。
- 一煮立ちしたら、3のルーとチョコレートを入れて、時々混ぜながら中火弱でじゃがいもがやわらかくなるまで煮る。
- とろみ用のじゃがいもは、皮をむいて、水にさらしておく。
- 塩味を調え直して、7のじゃがいもをなべの上ですりおろしながら落とし、混ぜて好みのぐあいにとろみがついたらでき上がり。
※じゃがいもは、まちがってもあらかじめすりおろしてから加えないこと。粘りが出て、さらっとしたとろみになりません。おろしながら加えれば、ルーだけのとろみよりも膜が張りにくく、また温め直しも楽です。粉臭さも防げます。
※カレールーの買いおきがなくて、すぐに作りたいときは、カレー粉、ウスターソース、じゃがいものとろみを多めにしても。あっさりしたカレーが楽しめて、これもおすすめ。じゃがいものとろみの半分を市販のすりごまにしたり、温泉卵や半熟卵を添えてくずしながらいただくのもおすすめです。
ポイント
「ルーは2種類使って、軽く焦がします。チョコレートもひとかけら!どれも複雑な味を出す工夫です」
「じゃがいものすりおろしでとろみを加えます。自然な口当りも飽きない理由です」
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注意事項
※著者「松本忠子」の『毎日の二人のごはん』より記載したレシピになります。
※著作権者本人様より掲載の許可をいただいております。
参考文献
■作品名:『毎日の二人のごはん』
■著者:松本忠子
■出版社:文化出版社