「彩々うどん」レシピ~毎日の二人ごはん~
夏のお昼にうれしい、めん。でも「なんだかもの足りない」をなんとかしたい。
そうめんや冷や麦は、ストックが必ずあるし、夫も大好き。寝坊をした休日のブランチは、めんが多くなります。でも、朝昼兼用にしては満足感がいまひとつ。
「作りおきと前日のおかずを利用するアイディアはどうかしら」
「具はあるものを取り合わせて、彩り豊かに、おいしそうに。全体をまとめてくれるのが、おすすめの肉みそです」
「ここでは、あると便利な肉みそをぜひ覚えてね。野菜いため、サラダ、豆腐のステーキ… いろいろに使えます。めんをあえれば、つけつゆだっていらないくらい」
そんな毎日のおうちごはんに作りたい「毎日の二人ごはん」のレシピを、松本忠子先生のレシピとして掲載していきます。
材料(2人前)
- うどん…2人前
- 肉みそ…適宜
- チャーシュウ(薄切り)…6枚
- レタス…3、4枚
- 青じそ…10枚
- きゅうり…1本(塩 少々)
- みょうが…2個
- まいたけ…1/2パック(てんぷら粉…1/3カップ、冷水…約1/3カップ、揚げ油…適宜)
- しいたけの含め煮(※)…4~6枚
- すだち(またはかぼす)、めんつゆ(好みで)…各適宜
※肉みそ(作りやすい分量)
- 豚ひき肉…200g
A
- 長ねぎ(みじん切り)…1本分
- しょうが(みじん切り)…大さじ1
- にんにく(みじん切り)…小さじ1
- 赤みそ…100g
- 酒、みりん…各1/4カップ
- 砂糖…60g
- ごま油…小さじ2
作り方
- 肉みそを作る。なべにごま油をなじませ、Aをいためて香りを出し、豚ひき肉を加えて、へらでつぶすようにしながらぽろぽろになるまでよくいためる。みそを加えてよく合わせてから残りの調味料を入れ、照りが出てとろりとほどよい加減に煮つめる。焦げつかないよう混ぜながら火も加減して、なべ底に水分が残らなくなるまで煮つめる。粗熱を取って、保存する。
- ほかの具を用意する。チャーシュウ、レタスは細切り、青じそはごく細く切って、水洗いし、水気を絞る。きゅうりは、小口切りにし、薄く塩をして少しおき、水気を絞る。みょうがは、小口から薄切りにする。まいたけは一口大にほぐし、さっくり合わせた衣でてんぷらにする。
- たっぷりの熱湯でうどんをゆで、冷水でしめて、水気をきる。
- 大きめの器にうどん、肉みそ、2の具としいたけの含め煮、すだちを盛り合わせる。好みの具を合わせながら、薄ければめんつゆを足していただく。
「煮つめ加減は、へらで混ぜた跡が残るようになるくらいですね。作り方に“何分煮る”とあると、ついついそのとおりにしてうまくいかないことも。本当はそのときどぎで、自分で判断しないとだめですね」
※肉みそは、冷蔵で4~5日もちます。
※てんぷらはなくても。ハムやツナ、いり卵、好みの野菜など、あるもので工夫してください。
しいたけの含め煮の作り方
干ししいたけ8~10枚は、もどして軸を取り、だし汁1カップ、砂糖大さじ3、酒、しょうゆ各大さじ2を煮立てた中に入れ、あくを除きながら煮てしっかり味を含ませる。仕上げにみりん大さじ2を入れて、照りよく煮上げる。煮汁ごと保存すれば、冷蔵で4~5日、冷凍で1か月ほどもつ。
「しいたけの含め煮は、このままでご飯といただくのもおいしそう」
「白あえの具やおすしにも使えます」
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注意事項
※著者「松本忠子」の『毎日の二人のごはん』より記載したレシピになります。
※著作権者本人様より掲載の許可をいただいております。
参考文献
■作品名:『毎日の二人のごはん』
■著者:松本忠子
■出版社:文化出版社