「ローストビーフ」レシピ〜おせち料理の作り方(松本忠子レシピ)〜
年初めのおせち料理は、一年に一度の出会いの味。新しい年がより歳になるようにと心を込めて作ればこそ、家族はもとより、歳神様にも喜んでもらえるのだと思います。床飾りの掛け軸の富士山、おせちを収める蒔絵の重箱など、晴れの道具で新年を飾りつける。そんなめでたい日にこそ作りたいおせち料理のレシピを、松本忠子先生のレシピとして掲載していきます。
伝統のおせちだけではなく現代にはそれにふさわしい晴れのごちそうを用意してお正月を楽しみたいもの。二日の夜には、暮れに用意しておいた牛肉で、ローストビーフを焼き上げます。オーブンから天板ごと取り出し、少しの間そのままおいて肉汁が落ち着いたところで切り、残りはとりおきます。
材料
- 牛肉(肩、ももなど好みの部位のかたまり)…1キロ
- 塩…大さじ1
- こしょう…少々
- にんにく…1かけ
- 玉ねぎ…1個
- にんじん…1/2本
- セロリの葉…1本分
- オリーブ油…大さじ2
- クレソン、おろししょうが、大根おろし…各適宜
作り方
①牛肉は室温にもどし、塩とこしょうをたっぷり全体にまぶしつける。にんにくもすりおろし、さらにまぶしつける。
②玉ねぎは、縦二つに切ってから薄切りにする。にんじんも薄切り、セロリの葉はざく切りにする。ボールに野菜すべてを入れてオリーブ油を加え、よく混ぜる。
③天板に②の野菜の1/3量を敷き、その上①の肉をおき、残りの野菜は肉をおおうようにしてのせる。
④オーブンは前もって180度Cに温めておき③を入れて約30分焼く。火を止めたらそのままあら熱がとれるまでおき、冷めてから薄く切り分ける。
⑤器に盛り、おろししょうが、大根おろしやクレソンを添えて、しょうゆ、またはポン酢しょうゆなど好みの味でいただく。
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注意事項
※著者「松本忠子」の『おせちと年末年始のおもてなし』より記載したレシピになります。
※著作権者本人様より掲載の許可をいただいております。
参考文献
■作品名:『おせちと年末年始のおもてなし』
■著者:松本忠子
■出版社:文化出版社