「鯛煮干し油」の作り方①
【プロ直伝】鯛煮干し油の基本の作り方・レシピ
油を制する者はラーメンを制する、というラーメンの職人がいるほど香味油はラーメンにおける大切なファクターである。ラーメンの丼から立ち上がる香り、麺を持ち上げたときに立ち上がる香り、口の中で広がる香り…ラーメンの香味油は、その香り部分を担っている。五感、すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のどれもに香味油が関わってくる。
香味油には大きく分けて以下の4つの作り方が存在します。
- 油脂に他の食材を加えて加熱することで食材の香りを移す。
- スープを作るうえで抽出される油脂。
- 植物性、動物性の油脂そのもの。
- その他。
以上の基本4項目に、ラー油を使った作り方、ねぎ油を使った作り方、バジル油を使った作り方など、82個の香味油レシピを解説していきます。
材料
- サラダ油…1リットル
- 鯛煮干し…100g
完成量…1リットル
作り方
- サラダ油に、鯛煮干しを入れて弱火からゆっくりと過熱する。
- 100℃前後を保ち、香りが出てきたら火を止める。
コツ・ポイント
サラダ油の他、キャノーラ油など植物性の油脂に変更してもよい。そのままの煮干しが推奨だが、粉末にしたもので手早く作成もできる。鯛の煮干しを使い、鯛の甘さ、色合いが油に入る。