マレーシア(ペナンラクサ)の作り方①
【プロ直伝】ペナンラクサの基本の作り方・レシピ
アジア各国にそれぞれのスープがあり、スープ料理がある。ラーメンのように麺が入り、メインディッシュとなるものから、スープ単体を楽しむものもある。扱う食材、味付け、香り付けは千差万別である。そして何より、ラーメンとなる場合、麵や具材とスープとの相性も大切な要素になる。
基本ベース
■ベース:鮮魚
■タイプ:醤油、塩
材料
- 水…3リットル
- 生の鯖(もしくは鯵)…300g
- 魚肉(フレーク状)…80g
- ブラチャン…10g
※アミエビを発酵させてペースト状にしたもの - タマリンド汁…100ml
- 赤唐辛子…1本
- 塩…適量
完成量…3リットル
作り方
- 鯖を水から茹でて、火が入ったら取り出す。鯖はフレーク状にする。
- フレーク状の魚肉とブラチャンを入れて、少し煮立ったらブラチャンを加える。タマリンドのしぼり汁を加える。
コツ・ポイント
出汁にエビの殻や頭を使う店や、鰯を使う店もある。中には生姜やレタス、生姜の華花、パイナップルを入れたりもする。ペナンラクサは、ココナッツは使わずに、しかしタマリンド汁と唐辛子が必須であり、フレッシュな酸味と辛みが特徴である。別名「アッサムラクサ」と言われるが、アッサムがタマリンドのことからである。魚の出汁とタマリンドの酸味が基本の組み合わせとなる。2011年のアメリカCNNが選ぶ「世界美食ランキング7位」にも選ばれている。「多く」という語源由来のラクサ自体は、地方ごとによる味付けの違いが非常に大きい。共通点は出汁が肉よりも魚やエビ由来であるということ。ニョニャ料理(15世紀頃にマレーシアに移住してきた中華系移民の料理)から発達した麺料理であり、豚肉の使われないハラルな一面もある。
推奨の組み合わせ
■麺:ライスヌードル
■タレ:塩
■香味油:なし
■トッピング:魚肉、塩見布