「寿ぎちらし」レシピ〜おせち料理の作り方(松本忠子レシピ)〜

年初めのおせち料理は、一年に一度の出会いの味。新しい年がより歳になるようにと心を込めて作ればこそ、家族はもとより、歳神様にも喜んでもらえるのだと思います。床飾りの掛け軸の富士山、おせちを収める蒔絵の重箱など、晴れの道具で新年を飾りつける。そんなめでたい日にこそ作りたいおせち料理のレシピを、松本忠子先生のレシピとして掲載していきます。


お正月三日に、お重詰めの中にあるお煮しめや車えびの養老煮など、少しずつ売れ残った料理を使いきるちらしずし。お煮しめを細かく切って作るのですから、多少見た目が不ぞろい、それを錦糸卵で一面おおいます。
家族だけで食べきれないときには、いらしてくださった方にお福分けです。

※画像はイメージです

材料 (5~6人前)

すし飯

  • 米…4カップ(水4カップ)

合せ酢

  • 酢…1/2カップ
  • 砂糖…大さじ3
  • 塩…小さじ2

すし飯に混ぜる具

  • にんじん、ごぼう、しいたけ、こんにゃく、蓮根(白煮)のうま煮…各適宜
  • かまぼこ…適宜

ちらしの具

錦糸卵

  • 卵…4個
  • 砂糖…小さじ1
  • 塩…小さじ1/3
  • 木の芽…少々

作り方 

①すし飯を作る。米をといで分量の水を加え、約30分以上おく。
②合せ酢の調味料を鍋に入れ、一煮立ちさせて砂糖を溶かしておく。
③米を普通に炊いて、5分間蒸らしたら飯台にあけ、②の合せ酢を回しかけてさっくりと混ぜる。人肌くらいに冷めるまでそのままおいておく。
④にんじん、ごぼう、しいたけ、こんにゃくの各うま煮は、マッチ棒くらいの細さに切り、蓮根は、飾り用を残して薄いいちょう形に切る。
⑤数の子は小さくちぎる。えびは2センチ長さに、あなごは電子レンジで温めて一口大のそぎ切りにする。かまぼこは短冊形に切っておく。
⑥卵をときほぐして調味料を加え、フライパンに少しずつ流して、薄焼き卵を何枚か作る。焼き上げたら2等分して、巻いて細く切り、ほぐして風を入れておく。
⑦人肌のすし飯に④とかまぼこを加え、さっくりと混ぜる。白く煮た蓮根と、かまぼこ少々は飾り用に残しておき、蓮根は薄輪切りにする。
⑧⑦を器に盛り、⑥の錦糸卵を散らし、数の子、えび、あなごと、残しておいた蓮根、かまぼこを彩りよく飾って、木の芽をあしらう。

業務用天然スープ一覧

他のおせち料理のレシピはこちら

他の人はこのスープレシピも見ています

注意事項

※著者「松本忠子」の『おせちと年末年始のおもてなし』より記載したレシピになります。
※著作権者本人様より掲載の許可をいただいております。

参考文献

■作品名:『おせちと年末年始のおもてなし』
■著者:松本忠子
■出版社:文化出版社