【有名ラーメン店再現】「新福菜館」京都濃口醤油系の作り方・レシピ

ご当地ラーメンエリア:京都府

※画像はイメージです。

京都府京都市を代表する「新福菜館」の京都濃口醤油系ラーメンを再現したレシピの紹介です。
「新福菜館」の中華そばは、濃い色合いの醤油スープで、味わいは見た目とは裏腹にあっさりしており、何度も食べたくなる病みつきになる味です。
「新福菜館」の京都濃口醤油系ラーメンの味を簡単に再現できるよう業務用ラーメンスープを使った再現レシピです。

基本ベース

■スープベース:鶏+豚骨スープ(とりとんこつスープ)
かえしタイプ:醤油ダレ(しょうゆダレ)
■出汁タイプ 【業務用スープ】鶏豚白湯スープ出汁

材料

手仕込みスープの場合(9時間〜)

・水…10ℓ
・廃鶏(はいけい)…3.5kg
・げんこつ(豚ゲンコツ)…1.5kg
・肉の筋、油脂…0.5kg
=完成量…8ℓ

出汁
鶏豚白湯スープ出汁…30cc

 

簡単スープの場合(10分〜)

【スープ(完成量1リットル)】

手仕込みスープの作り方(9時間~) 

  1. 材料を水から炊いて、灰汁(アク)取りをする。灰汁取り後、中火で炊いていく。
  2. 約8時間炊く。灰汁取りは、常にしていく。
  3. 最後、スープに「鶏豚白湯スープ出汁」を合わせて出汁のコクを出し、一煮立ちさせたら完成。

コツ・ポイント

「新福菜館」は京都ラーメンとして有名な店です。濃い色合いの醤油スープは、意外とあっさりしており何度でも口に運びたくなるラーメンです。この醤油ダレを活かし、ラーメンのクオリティを上げるために「鶏豚白湯スープ出汁」を合わせます。豚出汁の甘みと、鶏出汁の旨みが加わり深いコクの出るラーメンとして完成します。

簡単スープの作り方(60分〜)

  1. 鶏豚白湯スープ出汁を中火で溶かしたらスープの完成。

今回使ったスープ出汁

「新福菜館」再現タレ

歴史・成り立ち

1938年創業の「新福菜館」は、京都一の老舗ラーメン店であり、色の黒い、しかし、さっぱりとした醤油ラーメンとして京都ラーメンの代名詞である。中国浙江省出身の徐永悌さんがラーメン屋台を引き始めたところに創業し、1945年に現在の場所に本店を構えた。濃い目の醤油ダレからくる黒いラーメンスープが特徴であり、見た目に反してあっさり食べられる。この醤油ダレは炒飯にも使われているので、炒飯も黒いのが特徴であり、このラーメンタレこそが同店の味の軸となっている。
ちなみに、京都のラーメンは大きく4つに分かれている。まず、3大ラーメンとして、この「新福菜館」の「濃口醤油系」、「天下一品」の「濃厚鶏白湯系」、「ますたに」の鶏ベースの「京都3層スープ系」。さらに加えると「第一旭」の豚骨ベースの「旭系ラーメン」の4系統である。

推奨の組み合わせ

■麺:丸刃、20番、140g

■タレ:醤油ダレ3、醤油ダレ17(しょうゆダレ、しおダレ)

■香味油:スープやチャーシュー(叉焼・焼豚・煮豚)からにじみ出る油脂

■トッピング:煮豚4(薄切りのチャーシュー5枚)、もやし、九条ねぎ、黒胡椒

店舗情報

  • 店名:新福菜館 本店(シンプクサイカン)
  • 住所:京都府京都市下京区東塩小路向畑町569
  • 営業:9:00~20:00
  • 定休:水曜

※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

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注意事項

※「新福菜館」様をオマージュし、西尾了一氏が創作。

※当レシピはあくまで参考文献です。近い味を目指したものであり、本物の「新福菜館」様のレシピとは異なる場合がございます。

参考文献

■作品名:『ラーメン大全』
■著者:西尾了一
■出版社:株式会社旭屋出版