「ご飯をおいしく炊いてみましょう」レシピ~毎日の二人ごはん~

「夫は、つやつやの光ったご飯が食べたいって言うんです」

とぎ、浸水、炊上りなどにちょっと気を配るだけでも、おいしさが変わるごはん。おいしいご飯があれば、おみそ汁とお漬物で、かなり満足!ですよね。

「炊きたてご飯をおひつに移していると、幸せな気分。"料理上手"って感じ」

そんな毎日のおうちごはんに作りたい「毎日の二人ごはん」のレシピを、松本忠子先生のレシピとして掲載していきます。

※画像はイメージです
とぐ

おすすめは、米とぎ用の竹ざる。当りがやさしく、米粒が壊れにくいうえ、水もよくきれます。おひつ代りや野菜の水きりにも重宝。

流水の下で手早く米の表面のぬかを洗い流します。精米技術が現在のように発達する前は、強くとぐことでぬかを落とすと同時に米の表面に傷をつけ、吸水しやすいようにしていたわけですが、今はその必要はなくなりました。が、表面についているぬかの匂いが水と一緒にしみ込まないよう、手早く洗い流すことが大切。ため水で洗うよりざるが向きます。ざるから流れる水が濁らなくなるまで洗います。

水加減、浸水

水をよくきり、土なべ、炊飯用の厚手なべ、炊飯器などへ。米(とぐ前の計量)の2割増し程度の水を加え、冬で1時間、夏なら30分を目安に浸水させます。水加減は、米の状態や好みによるので、何度か試してみましょう。

炊く

火加減いらず、一度で食べきれる2合炊きにこだわって考案した"食べっきり土鍋"。(※写真掲載あり)このなべの場合は、中火強で蒸気が勢いよく吹きだしてから(17~19分が目安)、約3分後に火を止めるだけです。一般的な土なべや厚手なべで炊くときは、なべのくせにもよりますが、蒸気が吹きだすまで中火強にかけ、その後弱火で10分前後が目安。炊飯器でも、水加減と浸水は同じ

蒸らす、ほぐす、食卓へ

炊き上げたらそのまま10分蒸らします。炊飯器もスイッチが切れて蒸らし時間に入ります。蒸らし終わってふたを取ると…「かにの穴」と呼ばれる穴がところどころにあいてご飯が立ち、つやがあれば成功。

必ずすぐに全体をさっくりとほぐすこと。おひつに移さないときでも、ここで余分な水分をとばすことで、蒸気がこもってふやけたようになることを防ぎ、ふっくらとしたご飯になります。

おひつがあれば、ほぐしながら移すとさらに差が出ます。特に冷やご飯やおにぎりのおいしさは格別。お弁用に詰めるときも一度移したいもの。先の米とぎざるも余分な水分が抜けるので、ぬれぶきんをかければおひつ同様に使えます。

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注意事項

※著者「松本忠子」の『毎日の二人のごはん』より記載したレシピになります。
※著作権者本人様より掲載の許可をいただいております。

参考文献

■作品名:『毎日の二人のごはん』
■著者:松本忠子
■出版社:文化出版社