【有名ラーメン店再現】「中華そば坂本」笠岡ラーメンの作り方・レシピ

ご当地ラーメンエリア:岡山県

※画像はイメージです。

岡山県笠岡市を代表する「中華そば坂本」の笠岡ラーメンを再現したレシピの紹介です。
「中華そば坂本」の笠岡ラーメンは、タレ・スープ・チャーシュー・脂と全て「鶏」で味付けされています。旨味のある鶏ガラをじっくり煮込み仕上げた淡麗スープには、創業から継ぎ足されている醤油がプラスされており、ついつい飲み続けてしまう程の美味さです。
「中華そば坂本」の笠岡ラーメンの味を簡単に再現できるよう業務用ラーメンスープを使った再現レシピです。

基本ベース

■スープベース:鶏スープ(とりスープスープ)
かえしタイプ:醤油ダレ(しょうゆダレ)
■出汁タイプ 【業務用スープ】鶏白湯スープ出汁

材料

手仕込みスープの場合(6時間〜)

・水…10ℓ
・老鶏(ろうけい、かしわ肉)…4kg
=完成量…9ℓ

出汁
鶏白湯スープ出汁…30cc

 

簡単スープの場合(10分〜)

【スープ(完成量1リットル)】

手仕込みスープの作り方(6時間~) 

  1. 老鶏を下処理し、中火で5時間炊く。
  2. 鶏のみのスープが基本だが、煮干しや野菜を加える店もある。乾物を入れる場合は、左記の分量に対して、鰹節(かつおぶし)200g、出汁昆布(だしこんぶ)20gくらいを追加するとよいだろう。
  3. 最後、スープに「鶏白湯スープ出汁」を合わせてだしのコクを出し、一煮立ちさせたら完成。

コツ・ポイント

「中華そば坂本」は、全てが鶏で味付けされているのが特長です。鶏ガラで仕上げた淡麗スープは、鶏のうま味がぎゅっと詰まったスープは、しっかりとコクを引き出さないと醤油味に負けてしまい残念なスープとなってしまいます。

そこで「鶏白湯スープ出汁」で出汁を足すことで、鶏の旨みとコクを引き出した笠岡ラーメンが完成します。

簡単スープの作り方(60分〜)

  1. 鶏白湯スープ出汁を中火で溶かしたらスープの完成。

今回使ったスープ出汁

「中華そば坂本」再現タレ

歴史・成り立ち

「笠岡ラーメン」とは、鶏肉の「かしわチャーシュー」をのせた醤油味のラーメンである。笠岡周辺は養鶏場が最大
300軒ほどあったと言われるほど、養鶏業が盛んであり、卵を産まなくなった老鶏が手に入りやすく、また、麺文化にも馴染のる背景もあって、地元民にとって気軽に食べられる食事として「笠岡ラーメン」は生まれたと言われる。
1958年創業の「中華そば坂本」が現存する最古のラーメン店であり、鶏のみでラーメンスープを炊いている。「笠岡ラーメン」の元祖と言われる、戦前に創業したという「斉藤」というラーメン店の直系の店である。
笠岡には、1940年代には10数軒のラーメン店があったと言われ、笠岡の中華そばを食べるために途中下車すると言われるくらいに、美味しいラーメンと評判であったらしい。

推奨の組み合わせ

■麺:中細ストレート麺

■タレ:醤油ダレ(しょうゆダレ)

■香味油:鶏油(チーユ)

■トッピング:鶏肉、ねぎ、メンマ

店舗情報

  • 店名:中華そば 坂本
  • 住所:岡山県笠岡市中央町34-9
  • 営業:9:30~14:30頃、スープ等材料品切れの際は早期閉店ありです。
  • 定休:日曜日、木曜日、祝日

※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

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注意事項

※「中華そば坂本」様をオマージュし、西尾了一氏が創作。

※当レシピはあくまで参考文献です。近い味を目指したものであり、本物の「中華そば坂本」様のレシピとは異なる場合がございます。

参考文献

■作品名:『ラーメン大全』
■著者:西尾了一
■出版社:株式会社旭屋出版