【有名ラーメン店再現】「番丁ラーメン」仙台餡かけ野菜ラーメンの作り方・レシピ

2022年12月16日 2023年11月24日

外園史明 FUMIAKI HOKAZONO

ご当地ラーメンエリア：宮城県

宮城県仙台市を代表する「番丁ラーメン」の仙台餡かけ野菜ラーメンを再現したレシピの紹介です。
「番丁ラーメン」の仙台餡かけ野菜ラーメンは、アツアツのもやし餡かけがかかっているのが特徴です。スープは醤油と味噌を掛け合わせた濃いめの色合いですが、一口食べるとまろやかで優しい味わいをしています。もやしと玉ねぎを炒めた味噌餡かけが、スーッと体の奥深くに染み渡るコク深さを感じることができ、シャキシャキもやしがたっぷり入っているのでお腹も満足！
醤油スープとピリ辛味噌餡かけが絶妙に混ざり合う「番丁ラーメン」は他では味わえない唯一無二の一杯です。
「番丁ラーメン」の仙台餡かけ野菜ラーメンの味を簡単に再現できるよう業務用ラーメンスープを使った再現レシピです。

基本ベース

■スープベース：豚骨+鷄スープ（とりとんこつスープ）
■かえしタイプ：醤油ダレ、味噌ダレ（しょうゆダレ、みそダレ）
■出汁タイプ　：【業務用スープ】鶏豚白湯スープ出汁

材料

手仕込みスープの場合（7時間〜）

仙台餡かけ野菜ラーメンの材料

【スープ】
・お湯･･･10ℓ
・げんこつ（豚ゲンコツ）・・・2kg
・鶏ガラ（とりがら）･･･1kg
・ねぎ･･・100g
・生姜･･･100g
・にんにく・・・50g
＝完成量･･･9ℓ

【餡（あん）】
・挽き肉･･･100g
・玉ねぎ･･･100g
・もやし・・・50g
・人参（にんじん）・・・ 25g
・水溶き片栗粉（かたくりこ）･･･適量

＝完成量…2人前

出汁
・鶏豚白湯スープ出汁…30cc

簡単スープの場合（10分〜）

【スープ（完成量1リットル）】

鶏豚白湯スープ出汁…1000cc
ねぎ･･・10g
生姜･･･10g
にんにく・・・5g

【餡（あん）（完成量2人前）】

挽き肉･･･100g
玉ねぎ･･･100g
もやし・・・50g
人参（にんじん）・・・ 25g
水溶き片栗粉（かたくりこ）･･･適量

手仕込みスープの作り方（7時間～）　

【スープ】

げんこつ（豚ゲンコツ）を沸騰した湯に入れて、約10分出てくる灰汁（アク）を取り除く。
げんこつ（豚ゲンコツ）を取り出して骨を割り、湯に戻す。 90分中火で炊く。
1時間後に鶏ガラ、野菜を加え、 150分中火で炊く。
最後に「鶏豚白湯スープ出汁」を加えて完成。

【餡】

挽き肉、スライスした玉ねぎ、もやし、人参を油で炒め、塩、胡椒する。
香ばしくなったら、ピリ辛の味噌ダレを加える。
少量のスープと、水溶き片栗粉でとろみをつけて餡を作る。

コツ・ポイント　

「番丁ラーメン」の仙台餡かけ野菜ラーメンは、アツアツのもやし餡かけが特徴的なラーメンです。その中でもコクと旨味を感じることができる満足度の高いラーメンに仕上がっています。

ここで重要となるのが、醤油と味噌に負けない旨みとコクを出し、ラーメン全体を支える土台を作らなければなりません。そこで「鶏豚白湯スープ出汁」で出汁を足すことで、出汁の旨みとコクをプラスしたラーメンが完成します。

簡単スープの作り方（60分〜）

【スープ】

水にねぎ・生姜・にんにくを加えて1～2時間炊く。
鶏豚白湯スープ出汁を中火で溶かす。
1と溶かした2のスープを合わせたら完成。

【餡】

挽き肉、スライスした玉ねぎ、もやし、人参を油で炒め、塩、胡椒する。
香ばしくなったら、ピリ辛の味噌ダレを加える。
少量のスープと、水溶き片栗粉でとろみをつけて餡を作る。

今回使ったスープ出汁

【業務用スープ】
鶏豚白湯スープ出汁

「番丁ラーメン」再現タレ

【番丁ラーメン再現】
PB醤油ダレ

歴史・成り立ち

1975年頃に創業された「番丁ラーメン」は仙台で昔から愛されるピリ辛の餡かけ野菜ラーメンである。麻婆豆腐の豆腐を野菜に代替した、野菜の餡かけを味噌風味にしてラーメンにトッピングしたラーメン。
食べ進むうちに、味噌と醤油清湯（ちんたん）系スープが馴染み、混然一体になっていく。
醤油ダレは、濃口醤油とみりん、鰹節、生姜、胡椒など10種をひと晩寝かせる。餡かけ用味噌、仙台味噌は、赤だし、ごま油唐辛子など8種類で練り上げる。

推奨の組み合わせ

■麺：中太麺

■タレ：醤油ダレ（しょうゆダレ）

■香味油：野菜を炒めたときの油

■トッピング：餡

店舗情報

店名：番丁ラーメン名掛丁店（バンチョウラーメン）
住所：宮城県仙台市青葉区中央1-7-2 アールアイ名掛丁2号館B1F
営業：11:00～15:00、18:30～23:30　日曜日11:30～17:00
定休：無休

※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

この記事を書いた人

常務取締役

外園史明 FUMIAKI HOKAZONO

様々な企業のコンサルティングや自社のIPプロデューサーを務め功績を残した後、LINEマンガで「鬼畜島」や「パンプキンナイト」をプロデュースし、5年間で1,000万部以上の売上を達成させる。その後、2020年クックピットに入社。マーケティング・新規事業プロジェクトを担当し、クックピットの常務取締役を担う。