【有名ラーメン店再現】「蜂屋」旭川ラーメンの作り方・レシピ
北海道「蜂屋」再現ラーメンレシピ
はじめに
北海道旭川市を代表する「蜂屋」(はちや)の旭川ラーメンを再現したレシピの紹介です。
「蜂屋」の旭川ラーメンは、旭川ラーメンのベースとなる、豚骨と魚介を合わせたダブルスープに、焦がしラードで香りをつけた醤油味のラーメンです。
蜂屋の特徴は、ラードをふんだんに使っていますが見た目と違い非常にあっさりとしたラーメンで、軽々スープまで飲み干せてしまうほどです。
「蜂屋」の旭川ラーメンの味を簡単に再現できるよう業務用ラーメンスープを使った再現レシピです。
基本ベース
■手作りスープ:豚骨+魚介スープ(ぎょかいとんこつスープ)
■かえしタイプ:醤油ダレ(しょうゆダレ)
■スープベース :【業務用スープ】とんこつスープ(CP-B8)
スープの作り方
材料
【魚介スープ(完成量3リットル)】
- 水…5リットル
- シマ鰺(アジ)の煮干し・・・50g
- 鯛の煮干し・・・50g
【豚骨スープ(完成量3リットル)】
- 水…5リットル
- 豚の背ガラ・・・2kg
- 業務用とんこつスープ(CP-B8)・・・1kg
作り方
- 魚介スープの材料を約1時間ほど中火で煮込む。完成後冷やす。
- 豚骨スープの材料を約1時間ほど強火で煮込む。 完成後冷やす。
- 魚介+豚骨スープを合わせて、ダブルスープの素完成。
- ダブルスープの素にとんこつスープ出汁を合わせてコクを出したらスープの完成。
コツ・ポイント
「蜂屋」は、あっさりとしたダブルスープに、焦がしラードをたっぷりかけた、醤油味のラーメンです。スープがあっさりとしているため、しっかりとスープのコクを引き出さないと醤油に負けてしまい残念な味となってしまいます。
そのため、スープにコクを出す「とんこつスープ出汁」を合わせることで、コクのあるスープ下地に、食欲をそそるラードの香りが加わるラーメンが出来ます。
推奨の組み合わせ
■麺:中細麺
■タレ:醤油ダレ、塩ダレ(しょうゆダレ、しおダレ)
■香味油:焦がしたラード(こがしラード)
■トッピング:チャーシュー(叉焼・焼豚・煮豚)、メンマ、長ねぎ
歴史・成り立ち
「蜂屋」は1947年創業。スープは醤油味。 スープの材料はシマ鰺と鯛の煮干しと豚骨をベースとした、日本でも珍しい組み合わせである。 トッピングは、チャーシュー(叉焼・焼豚・煮豚)、メンマ、刻みねぎ。 現在はシマ鰺も鯛の煮干しも入手困難で、鯵の煮干しのみを使っているらしい。
店名の由来だが、戦後の物資不足の中、前身の店であるアイスクリーム屋が砂糖が手に入らずハチミツを使っていたことからの「蜂」である。独特の焦がしラードの香りが癖になるラーメンの美味しさをよびこむ。父である加藤熊三郎さんが「茶屋手打ちそば」を営んでおり、長男が製麺所である「加藤ラーメン」を創業、次男の枝直がこの 「蜂屋」を創業した。 旭川ラーメンを全国的に広めた一族である。
良質な水と肥沃な大地に恵まれた旭川は農業が発展している土地で生まれた。 豊かな水資源から、醤油や日本酒などの醸造用も盛んであり、味の基本は醤油味となった。また養豚業も盛んであり、廃棄した骨を活用しようと豚骨(とんこつ)スープが生まれたと言われる。さらに豚骨の匂いを消し、風味を加える工夫として生魚介類を合わせるようになり、これがWスープの原型となっていく。 原住民であるアイヌの人たちが食べていた「ソップ」という豚骨や牛骨を白濁させたスープからも影響を受けたとも言われる。 「ソップ」は中国にも影響を与え、そこから九州へも伝わったというラーメン史のなかで重要な料理とも言える。
店舗情報
- 店名:蜂屋 旭川本店
- 住所:北海道旭川市三条通15丁目左8
- 営業:10:00~15:20
- 定休:水曜日
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
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注意事項
※「蜂屋」様をオマージュし、西尾了一氏が創作。
※当レシピはあくまで参考文献です。近い味を目指したものであり、本物の「蜂屋」様のレシピとは異なる場合がございます。
参考文献
■作品名:『ラーメン大全』
■著者:西尾了一
■出版社:株式会社旭屋出版