中央アジア・ウイグル自治区(ラグマン)の作り方
【プロ直伝】ラグマンの基本の作り方・レシピ
アジア各国にそれぞれのスープがあり、スープ料理がある。ラーメンのように麺が入り、メインディッシュとなるものから、スープ単体を楽しむものもある。扱う食材、味付け、香り付けは千差万別である。そして何より、ラーメンとなる場合、麵や具材とスープとの相性も大切な要素になる。
基本ベース
■ベース:牛+羊
■タイプ:醤油、塩
材料
- 水…5リットル
- 牛骨…1㎏
- 羊の骨…1㎏
- ねぎ…1本
- 玉ねぎ…1個
- にんにく…1個
- 米…30g
- ローリエ…1枚
作り方
タレの作り方
- コリアンダーの実を潰して、塩を加える。
具材の作り方
- 羊肉、じゃがいも、大根、ピーマンを牛と羊の脂で炒め、その後スープで煮込む。
麺の作り方
- 小麦粉…1㎏
- 塩…100g
- 卵…5個
- 綿実油…200~300ml
- 粉、塩、卵をしっかり混ぜて、こねる。円錐で柔らかめに練る。
- 小さくちぎって油を塗り、手のひらを使い長いひも状にする。布をかけて熟成させてから、最後に伸ばしていく。
コツ・ポイント
トマトを入れたりするものもある。ねぎ、にんにく、唐辛子、コリアンダー、ディルなどで香りを加えて作るのが特長。ヨーグルトを入れるものもあったりと、スープの種類としては65種ほどあるらしい。
新疆ウイグル自治区に伝わるウイグル族の麺である。ラグマンは、麺そのもの、麺料理のことも呼ぶ。スープ用のスプーンを使って、麺、具材、スープを一緒にすくって食べる。ラグマンは定番料理であり、女性が作るのが習わしであり、母から娘へと受け継がれていくものである。ラグマンはラーメンの語源の元祖という説もあるが、それよりはむしろ漢族の拉麺(ラアミエン)を語源にもつのがラグマンであると考えられる。
推奨の組み合わせ
■麺:好みで
■タレ:醤油、塩
■香味油:なし
■トッピング:好みで