「御膳じるこ」レシピ〜おせち料理の作り方(松本忠子レシピ)〜

年初めのおせち料理は、一年に一度の出会いの味。新しい年がより歳になるようにと心を込めて作ればこそ、家族はもとより、歳神様にも喜んでもらえるのだと思います。床飾りの掛け軸の富士山、おせちを収める蒔絵の重箱など、晴れの道具で新年を飾りつける。そんなめでたい日にこそ作りたいおせち料理のレシピを、松本忠子先生のレシピとして掲載していきます。

お正月の甘味

到来物のさまざまなお菓子があっても、お汁粉の甘味がないとお正月ではないように思えるほどです。ゆっくり一晩水につけた小豆を、皮を被らないよう弱火でコトコトふっくらと煮ておけば、お汁粉が自在に作れます。おせちの口取りに余分に作ったあんずのみつ煮も、洋風に変身です。

※画像はイメージです

材料 (4人前)

  • さらしあん…500グラム
  • 砂糖…300~400グラム
  • 水…1/2カップ
  • 塩…小さじ¼
  • 餅…適宜

作り方 

①厚鍋に、さらしあんと砂糖を入れて火にかけ、木しゃもじで底からかき混ぜながら、中火の火加減で25分ぐらいつきっきりで練り上げる。
②①が、混ぜる手に重く感じられるようになったところで、分量の塩と水を加えてさらに10分ほど練り上げ、黒く色艶がよくなったら出来上がり。
③食べる直前に、②に水を加えて火にかけ、好みのとろみ加減に調節する。
④餅をこんがりと焼いて、お椀に③とともに入れて供する。

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注意事項

※著者「松本忠子」の『おせちと年末年始のおもてなし』より記載したレシピになります。
※著作権者本人様より掲載の許可をいただいております。

参考文献

■作品名:『おせちと年末年始のおもてなし』
■著者:松本忠子
■出版社:文化出版社