「栗ぜんざい」レシピ〜おせち料理の作り方(松本忠子レシピ)〜

年初めのおせち料理は、一年に一度の出会いの味。新しい年がより歳になるようにと心を込めて作ればこそ、家族はもとより、歳神様にも喜んでもらえるのだと思います。床飾りの掛け軸の富士山、おせちを収める蒔絵の重箱など、晴れの道具で新年を飾りつける。そんなめでたい日にこそ作りたいおせち料理のレシピを、松本忠子先生のレシピとして掲載していきます。

お正月の甘味

到来物のさまざまなお菓子があっても、お汁粉の甘味がないとお正月ではないように思えるほどです。ゆっくり一晩水につけた小豆を、皮を被らないよう弱火でコトコトふっくらと煮ておけば、お汁粉が自在に作れます。おせちの口取りに余分に作ったあんずのみつ煮も、洋風に変身です。

※画像はイメージです

材料 (4人前)

  • 煮小豆…2と1/2カップ
  • 煮汁…2カップ
  • 砂糖…1カップ
  • 塩…少々
  • 栗甘露煮…8個
  • よもぎ麩…4切れ

作り方 

①鍋に煮小豆と煮汁を入れて火にかけ、煮立ったら弱火にしてあくを取りながら、小豆がやわらかくなるまで煮る。
②小豆がやわらかくなったら砂糖を加えてしばらく煮、塩を加えて甘さが小豆になじむまで、つやよく煮上げる。
③別鍋で湯をわかし、火を止めてからよもぎ麩と栗の甘露煮を入れ、温めてから器に入れて②をかけて供する。

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注意事項

※著者「松本忠子」の『おせちと年末年始のおもてなし』より記載したレシピになります。
※著作権者本人様より掲載の許可をいただいております。

参考文献

■作品名:『おせちと年末年始のおもてなし』
■著者:松本忠子
■出版社:文化出版社