「えびに初雪」レシピ〜おせち料理の作り方(松本忠子レシピ)〜
年初めのおせち料理は、一年に一度の出会いの味。新しい年がより歳になるようにと心を込めて作ればこそ、家族はもとより、歳神様にも喜んでもらえるのだと思います。床飾りの掛け軸の富士山、おせちを収める蒔絵の重箱など、晴れの道具で新年を飾りつける。そんなめでたい日にこそ作りたいおせち料理のレシピを、松本忠子先生のレシピとして掲載していきます。
おせちを繰り回したおかず
おせち料理を、味や目先を変えて、魚肴やおかずの一品にと工夫したものです。丹波のつくね芋が、お正月に十二数年来友人から送られてきますが、品質のよさには毎年感激。そのつくね芋をすり鉢の側面を使ってすりおろし、赤いえびにかけると、お正月らしく美しい紅白の一皿が。
材料
- 車えびの養老煮(えびの養老煮ページを参照)、つくね芋、だし汁…各適宜
- 塩、酒…各少々
- わさび…適宜
- 焼きのり…少々
作り方
①車えびの養老煮を、一人あて2、3尾用意し、殻をむく。
②つくね芋をおろして、だし汁で好みのとろみ加減にのばし、塩と酒で薄味に調えたら、初雪に見立てて①のえびにうっすらとかける。わさびをおろしてのりの上にのせ、天に盛る。
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注意事項
※著者「松本忠子」の『おせちと年末年始のおもてなし』より記載したレシピになります。
※著作権者本人様より掲載の許可をいただいております。
参考文献
■作品名:『おせちと年末年始のおもてなし』
■著者:松本忠子
■出版社:文化出版社