「黒豆」レシピ〜おせち料理の作り方(松本忠子レシピ)〜

年初めのおせち料理は、一年に一度の出会いの味。新しい年がより歳になるようにと心を込めて作ればこそ、家族はもとより、歳神様にも喜んでもらえるのだと思います。床飾りの掛け軸の富士山、おせちを収める蒔絵の重箱など、晴れの道具で新年を飾りつける。そんなめでたい日にこそ作りたいおせち料理のレシピを、松本忠子先生のレシピとして掲載していきます。

※画像はイメージです

材料 

  • 黒豆(大粒)…300グラム

煮汁

  • 水…6カップ
  • 砂糖…250グラム
  • うす口しょうゆ…大さじ2
  • 塩…小さじ1
  • 重曹…小さじ1/3

作り方 

①黒豆は大きなボールに入れて水で洗い、水に5分ほどつけてざるにあげる。皮の破れたものや、形のよくないものは取り除く。

②鍋に煮汁の材料とガーゼに包んださびくぎを入れ、一煮立ちさせて砂糖を溶かし、火からはずす。

③完全に冷ましてから、黒豆を加え、そのまま一晩おく。

④③を中火にかけ、あくが浮いてきたら火を弱め、ていねいにすくい、あくがおさまったら、ふたをずらし、弱火で8~10時間煮る。途中、豆が煮汁から上に出ないように何度か差し湯をして、豆が充分にやわらかくなるまで煮る。

⑤煮汁につけたまま冷やし、さびくぎを除き、保存する。

●調味料は、黒豆の量に対して決まりの味になっているので、後から調味料を足したりしないこと。火が強いとあくがいくらでも出るので、必ず火を弱めてすくうこと。

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注意事項

※著者「松本忠子」の『おせちと年末年始のおもてなし』より記載したレシピになります。
※著作権者本人様より掲載の許可をいただいております。

参考文献

■作品名:『おせちと年末年始のおもてなし』
■著者:松本忠子
■出版社:文化出版社