「一幸舎」博多とんこつを再現した作り方

はじめに

博多ラーメンの名店「一幸舎」は、濃厚な「泡系スープ」で知られ、その豊かな旨味と香り、そして軽やかな後口が多くのファンを魅了してきました。しかし今回ご紹介するのは、あえて “泡なし” にアレンジした「一幸舎」流の博多ラーメン。泡を抑えることでスープ本来の豚骨ダシの深み、コク、そして素材のキレを際立たせ、余計な甘さや油の厚みを抑えた上品な一杯を目指します。このレシピは、一般家庭のキッチンでも忠実に再現できるよう、骨の下処理、出汁の炊き方、タレ配合、麺のゆで加減まで「プロの手順」に従って組み立てました。さあ、ラーメンの香りが立ち上る厨房で、あの名店の味を泡なしスタイルで自分のものにしてみませんか？

「一幸舎」博多ラーメンの作り方

スープの材料

・水…10ℓ
・ゲンコツ…5kg
・頭骨…2kg
・【業務用】濃厚豚白湯スープ（CP-B10）…5kg

スープの作り方

1. 沸騰したお湯に、ゲンコツを血抜きのために２－３分茹で上げ、すぐに取り出し流水で洗い流す。
2. 脱血されたゲンコツ、頭骨を寸胴に入れて強火で12時間炊き上げる。
3. 途中出てくる灰汁は丁寧に取り除くことで、変な匂いや雑味を抑えることができる。
4. 骨を崩しながら炊き上げ、途中蒸発してスープが減った場合は、その分を加水して初期量に戻す。
5. 骨も十分に崩れたら、味のベースとなる【業務用】濃厚豚白湯スープ（CP-B10）を冷凍のまま入れ弱火で溶かす。
6. 冷凍スープが解け、十分に味が馴染んだら完成。

歴史・成り立ち

2004年、福岡・博多にて誕生した「博多一幸舎（いっこうしゃ）」は、創業者・吉村幸助氏が「本物の博多ラーメンを全国に広めたい」という想いから立ち上げたラーメンブランドです。特徴は、豚骨の旨味を極限まで引き出した濃厚スープと、小麦の香りを感じる自家製麺の組み合わせ。当初から徹底した素材選びと仕込みの工夫によって「泡系」と呼ばれる独自の豚骨スープスタイルを確立し、瞬く間にラーメンファンを魅了しました。創業からわずか二十年足らずで、博多を代表する名店としての地位を確立した「一幸舎」の歴史は、まさに挑戦と革新の物語と言えるでしょう。

店舗情報

• 店名：博多一幸舎 総本店
• 住所：福岡県福岡市博多区博多駅前３丁目２３−１２
• 営業：11：00～23：00
• 定休：-

※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

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注意事項

※「一幸舎」様をオマージュし、西尾了一氏が創作。

※当レシピはあくまで参考文献です。近い味を目指したものであり、本物の「一幸舎」様のレシピとは異なる場合がございます。

参考文献