【有名ラーメン店再現】「南京千両」久留米ラーメンの作り方・レシピ
ご当地ラーメンエリア:福岡県
福岡県久留米市を代表する「南京千両」の久留米ラーメンを再現したレシピの紹介です。
「南京千両」の久留米ラーメンは、志那そばと長崎ちゃんぽんを融合させて完成させたもので、スープは豚の頭骨をタップリ使ったあっさり味のとんこつスープです。丁寧に丁寧にアクをとり、くさみを抑えたスープは、薄茶色で塩分控えめなすっきりした味わいです。また、驚くところは豚骨なのにラードを使っていないため、スープには脂が浮いていないのが特徴です。
南京千両の久留米ラーメンの味を簡単に再現できるよう業務用ラーメンスープを使った再現レシピです。
基本ベース
■スープベース:豚骨+鷄スープ(とりとんこつスープ)
■かえしタイプ:豚骨ダレ(とんこつダレ)
■出汁タイプ :【業務用スープ】鶏豚白湯スープ出汁
材料
手仕込みスープの場合(7時間〜)
・水…10ℓ
・ゲンコツ(豚げんこつ)…3kg
・鶏ガラ(とりがら)…2kg
=完成量…8ℓ
出汁
・天然出汁【豚】…15cc
・天然出汁【鶏】LIGHT…15cc
簡単スープの場合(10分〜)
【スープ(完成量1リットル)】
- 鶏豚白湯スープ出汁…500cc
手仕込みスープの作り方(7時間~)
- 水にゲンコツ(豚げんこつ)と鶏ガラ(とりがら)を入れて炊き出てくる灰汁(アク)を取り除く。
- 蓋をして、強火で5~6時間炊きこむ。白湯(パイタン)系スープになる手前くらいの色で完成。
- 最後、スープに「鶏豚白湯スープ出汁」を合わせて出汁のコクを出し、一煮立ちさせたら完成。
コツ・ポイント
「南京千両」は久留米ラーメンが有名な店です。「南京千両」の久留米ラーメンは、豚の頭骨で仕上げたあっさりスープが特長です。そして豚骨ダレを活かし、ラーメンのクオリティを上げるために「鶏豚白湯スープ出汁」を合わせます。豚出汁の甘みと、鶏出汁の旨みが加わり深いコクの出るラーメンとして完成します。
歴史・成り立ち
1937年創業の「南京千両」というラーメン店がある。ラーメン屋台から始まり、久留米ラーメン発祥の店と言われる。横浜の南京町(現在の中華街)や東京のラーメンを研究して作った豚骨スープ出汁であり、透明感あるラーメンスープである。大将の宮本時男さんの研究した当時の南京町は広東人が多く、それゆえに豚骨スープ(とんこつスープ)だが白濁はしていなかった。
店名は南京陥落、占領にちなんだものとも言われるが、今日においては「中国伝来のラーメンの人気は千両役者」という意味に受け取ってほしいとのことである。1947年頃から、南京千両の美味しさが噂になり、多くの同業者がこのラーメン店を訪れるようになった。ここから北上したのが博多ラーメン南下したのが熊本ラーメン、鹿児島ラーメンとして変遷していったと言われる。
推奨の組み合わせ
■麺:-
■タレ:-
■香味油:-
■トッピング:チャーシュー、メンマ、ねぎ
店舗情報
- 店名:南京千両本家
- 住所:福岡県久留米市野中町1357-15
- 営業:月・火・金~日11:30~15:00
- 定休:水曜・木曜
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
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注意事項
※「南京千両」様をオマージュし、西尾了一氏が創作。
※当レシピはあくまで参考文献です。近い味を目指したものであり、本物の「南京千両」様のレシピとは異なる場合がございます。
参考文献
■作品名:『ラーメン大全』
■著者:西尾了一
■出版社:株式会社旭屋出版