「昆布巻き」レシピ〜おせち料理の作り方(松本忠子レシピ)〜
年初めのおせち料理は、一年に一度の出会いの味。新しい年がより歳になるようにと心を込めて作ればこそ、家族はもとより、歳神様にも喜んでもらえるのだと思います。床飾りの掛け軸の富士山、おせちを収める蒔絵の重箱など、晴れの道具で新年を飾りつける。そんなめでたい日にこそ作りたいおせち料理のレシピを、松本忠子先生のレシピとして掲載していきます。
材料 (10本分)
- 日高昆布(20センチ長さ)…10枚
- 豚もも肉…200グラム
- かんぴょう(塩少々)…適宜
煮汁A
- 昆布のつけ汁…6カップ
- 酒…1/2カップ
- 酢…大さじ1/2強
煮汁B
- 砂糖…1カップ
- みりん…1/2カップ
- しょうゆ…1/3カップ
作り方
①昆布はぬれぶきんで汚れをふき、6カップ以上のたっぷりの水につけて10分間おく。つけた汁は煮汁用にとりおく。
②豚肉は、昆布の幅に合わせて10本の棒状に切り分ける。
③かんぴょうは塩をふってさっともみ、水で洗って24~25センチ長さに10本切る。
④昆布の水気をきって②の豚肉を巻き、かんぴょうでゆるめに二巻きして、昆布の閉じ目が下になるようにして上で結ぶ。
⑤鍋に昆布巻きを平らに並べ、煮汁Aを注いで煮始める。あくを取りながら、竹串がすっと通るまで、中火で1時間ほど煮続ける。
⑥⑤が充分やわらかくなったら煮汁Bを加え、さらに約1時間以上煮て味をじっくり含ませる。
●長時間煮る昆布巻きや黒豆は、やかんに湯を沸かしておき、途中で差し湯をしながら煮汁を常にひたひたの状態に保つ。芯には焼きあなご、にしんの棒煮などを使ってもよい。
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注意事項
※著者「松本忠子」の『おせちと年末年始のおもてなし』より記載したレシピになります。
※著作権者本人様より掲載の許可をいただいております。
参考文献
■作品名:『おせちと年末年始のおもてなし』
■著者:松本忠子
■出版社:文化出版社