【有名ラーメン店再現】「水戸藩ラーメン」の作り方・レシピ
茨城県「水戸藩ラーメン」再現ラーメンレシピ
はじめに
茨城県水戸市を代表する「ご当地麵」の水戸藩ラーメンを再現したレシピの紹介です。
「ご当地麵」の水戸藩ラーメンは、麺にレンコン粉を練りこみ、ニラ・ラッキョウ・ネギ・にんにく・生姜の「五辛(ゴシン)」という薬味を添えるのが特徴です。お店によってそれぞれ味に違いがありますが、基本は変わりません。スープはあっさりした味で透き通った金色、薬味の効果で体もポカポカになる水戸産の歴史ある味をぜひご賞味あれ。
「ご当地麵」の水戸藩ラーメンの味を簡単に再現できるよう業務用ラーメンスープを使った再現レシピです。
基本ベース
■手作りスープ:豚骨+ 魚介スープ(ぎょかいとんこつスープ)
■かえしタイプ::醤油ダレ(しょうゆダレ)
■スープベース :【業務用スープ】とんこつスープ出汁
スープの作り方
材料
水戸藩ラーメンの材料
・水・・・10ℓ
・火腿(かたい・フオトェイ。中国ハムとも。豚モモ肉の塩漬け)・・・5kg
・業務用とんこつスープ(CP-B8)・・・5kg
=完成量・・・9ℓ
作り方
- 水に火腿を入れて強火で炊く。 出てくる灰汁(アク)をしっかり取り除きながら中火で炊いていく。
- 最後に「とんこつスープ出汁」を合わせてコクを出し、一煮立ちさせたらスープの完成。
コツ・ポイント
「水戸藩ラーメン」は、薬味が載っているのが特徴のご当地ラーメンです。あっさりしたスープは、しっかりとコクを引き出さないと薬味の風味に負けてしまい残念な味となってしまいます。
そのため、スープにコクを出す とんこつスープ出汁を合わせることで、コクが最大限引き出されたスープ下地のラーメンが出来ます。
推奨の組み合わせ
■麺:細ちぢれ麺
■タレ:塩、 日本酒
■香味油:-
■トッピング:チャーシュー(叉焼・焼豚・煮豚)、椎茸、チンゲン菜
歴史・成り立ち
江戸時代の水戸藩主徳川光圀 (水戸黄門) が日本で最初でラーメンを食べたという説があり、それを再現。中国の明から亡命してきた朱舜水という儒学者から学んだことの中にラーメンがあると推測されている。2人が初対面したのが、1665年7月なので、その後早々のことであろうと想像される。
元々うどんが好きな光圀がうどんを打ち、朱にもてなしたところ、平打ち麺で返礼したと言われる。
麺にはオゥフエンという蓮根の粉を練り込み、ラーメンスープには火腿を使ったとされる。 五辛(ごしん)という、ニラ、ラッキョウ、ねぎ、にんにく、生姜を薬味としてラーメンに添えたと言われ、それは、中国の汁麺でよく使われていたことからラーメンを初めて食べた日本人であると言われている。
ただし光圀公は精進料理を好んでいたことや、中国の麺に蓮根の粉を使った記録がないことなどから、ラーメンではなくうどんであるという説が濃厚である。
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注意事項
※「水戸藩ラーメン」様をオマージュし、西尾了一氏が創作。
※当レシピはあくまで参考文献です。近い味を目指したものであり、本物の「水戸藩ラーメン」様のレシピとは異なる場合がございます。
参考文献
■作品名:『ラーメン大全』
■著者:西尾了一
■出版社:株式会社旭屋出版