あっさり系「とんこつスープ(1)」の作り方
【プロが教える】「とんこつスープ」の作り方・レシピ
■ベース:豚清湯100%
■使い方:醤油・塩・味噌・豚骨
材料
【豚骨スープ】
- 水…10リットル
- 豚の骨…3~5kg
【完成量】
- 10リットル
作り方
- 血合いを取った豚の骨を水に入れて加熱する。
- 灰汁が出てきたら(60分前後)、しっかり取り除く。
- 表面がぷくぷくと沸く程度の火力(95℃前後)で炊く。
- 1時間に1度加水して、水位を保つ。
- 薄いスープで3時間、濃密なスープは6〜8時間ほどで完成。また、使う骨の部位の比率でも、スープの味、香りの密度が変わる。(ブリックス3程度)
ポイント!
豚骨スープ作りの基本となるレシピである。この材料に、他の食材を加えたり、他の出汁を加えることで、多種多様なスープに変化することができる。一般的に水分量の1/3程度の食材量で充分な味が出て、1/2ほどになると濃密な出汁となる。各部位ごとにスープの特長がことなるので、味を知ることが大切。また、それを念頭に組み合わせて、スープを作るとより美味しくなる。
豚骨スープにおける部位ごとの特徴は以下である。
1、豚頭
濃厚で香りの良い出汁が抽出できる。ただし、見た目のグろさ、下処理の大変さ、出汁の抽出まで時間がかかる、などのハードルもある。
2、ゲンコツ
豚の脚骨で、人の拳に形が似ていることよりゲンコツと呼ばれる。良質の骨髄が長時間にわたって抽出されて、濃厚なスープができる。骨を割って中の髄がスープに溶け込みやすくする炊き方もある。
3、背骨、背ガラ
短時間で出汁が抽出できる。ただし、長時間炊き込むには適していない。
4、豚足
独特の風味とともに、コラーゲン由来の濃度を抽出させる。
このスープを使ったレシピ例
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