「鴨ロース」レシピ〜おせち料理の作り方(松本忠子レシピ)〜

年初めのおせち料理は、一年に一度の出会いの味。新しい年がより歳になるようにと心を込めて作ればこそ、家族はもとより、歳神様にも喜んでもらえるのだと思います。床飾りの掛け軸の富士山、おせちを収める蒔絵の重箱など、晴れの道具で新年を飾りつける。そんなめでたい日にこそ作りたいおせち料理のレシピを、松本忠子先生のレシピとして掲載していきます。


鴨ロースをお正月に作りおくと重宝します。大皿に、菜の花のからしあえなどと盛り合わせればごちそうに。また、いつものお雑煮に飽きたときなど、簡単に作れるこの鴨ロースでお雑煮を作ります。
鶏肉の淡泊さとは違う、こくのある味わいもよいものです。鴨に出会いのねぎをたっぷり添えて。

※画像はイメージです

材料 

  • 鴨肉(抱き身)…大3枚
  • だし汁…2カップ
  • 酒…1/2カップ
  • みりん…1/4カップ
  • うす口しょうゆ…1/2カップ弱
  • ウスターソース…大さじ1

作り方 

①鴨の抱き身は、余分な油を切り落とし、皮目が縮まないようにフォークでつつき、形を整える。
②よく熱した厚鍋に①を皮目を下にして入れ、鍋を揺すりながら、こんがりきつね色になるまでしっかり焼く。途中、鍋にたまった脂は捨て、さらにキッチンペーパーを幾度か取り替えて、鍋の脂をふき取りながら焼き上げる。
③皮目にしっかり焼き目がついたら裏返し、肉のほうはさっと焼く程度で、キッチンペーパーを敷いたバットに取り出す。
④蒸気の上がったせいろにボールをおき、だし汁と調味料を入れて熱くしておいた中に③を皮目を上にして入れ、ふたをして中火強で10分ほど蒸し、さらに肉を裏返して10分ほど蒸して、火を止める。
⑤④の肉をボールから取り出し、冷ましておく。充分に冷めたら、保存容器に冷めた汁と鴨肉を一緒に入れ、汁につかった状態で冷蔵庫で保存し、味を含ませておく。
⑥供するとき、薄切りにして、溶きがらしを添える。

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注意事項

※著者「松本忠子」の『おせちと年末年始のおもてなし』より記載したレシピになります。
※著作権者本人様より掲載の許可をいただいております。

参考文献

■作品名:『おせちと年末年始のおもてなし』
■著者:松本忠子
■出版社:文化出版社