ラーメン屋で使える「煮干し出汁(ニボシダシ)②」の作り方・レシピ
【プロが教える】「煮干し出汁(ニボシダシ)②」の作り方・レシピ
はじめに
ラーメンにおける出汁(ダシ)の役割は、スープやラーメン全体の旨みを底上げする隠れた脇役的存在です。天然の出汁はうま味成分だけではない天然の風味やコク、栄養素、ビタミン、ミネラルなどを合わせて抽出してくれます。これを化学調味料に頼ってしまうと、後味の嫌な苦味が出たり、舌が痺れるような味付けになったりしてしまいます。特に出汁という文化は日本人にとって何百年も続く故郷の味です。この出汁感を高めれば高めるほど中毒性が高まり、行列のできるラーメン店の味になります。近年の並ばせている流行りのラーメン店はこのように全て、スープ×出汁によって生み出されたスープを使って繁盛店となっています。この章では煮干しを使ったラーメン出汁の作り方を解説していきます。
■ベース:鶏+魚介
■使い方:醬油・塩
材料
- 水…80リットル
- 鶏ガラ…1kg
- もみじ…500g
- げんこつ…500g
- 玉ねぎ…1個
- 豚バラ肉…200kg
【出汁】
- 水…3リットル
- 出汁昆布…150g
- 煮干し粉…40g
【完成量】
- 7リットル
作り方
- 寸胴へ鶏ガラ、もみじ、ゲンコツ、豚バラ肉、水を入れて約3時間、中火で炊く。
- 豚肉はチャーシュー用として先に取り出して、予め合わせておいた出汁と玉ねぎを加え、更に約1~2時間炊く。
- 消火後、別寸胴へ濾しながら移していく。
ポイント!
煮干し粉は煮干しをミキサーで粉砕し、焙煎して作ることができる。
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