ラーメン屋で使える赤ピーマン出汁(ダシ)の作り方・レシピ
【プロが教える】「赤ピーマン出汁(ダシ)」の作り方・レシピ
はじめに
ラーメンにおける出汁(ダシ)の役割は、スープやラーメン全体の旨みを底上げする隠れた脇役的存在です。天然の出汁はうま味成分だけではない天然の⾵味やコク、栄養素、ビタミン、ミネラルなどを合わせて抽出してくれます。これを化学調味料に頼ってしまうと、後味の嫌な苦味が出たり、⾆が痺れるような味付けになったりしてしまいます。
特に出汁という⽂化は⽇本⼈にとって何百年も続く故郷の味です。この出汁感を⾼めれば⾼めるほど中毒性が⾼まり、⾏列のできるラーメン店の味になります。
近年の並ばせてる流⾏りのラーメン店はこのように全て、「スープ×和出汁」によって⽣み出されたスープを使って繁盛店となっています。
この章では、出汁のベースとなる赤ピーマンを使った、⼀番出汁でのラーメン出汁の作り⽅を解説していきます。
■ベース:清湯+野菜
■使い方:醤油・塩
材料
- 清湯系スープ…500ml
- 赤ピーマン…500g
- トマト(粗みじん切り)…150g
- 玉ねぎ(粗みじん切り)…2片
- にんにく…2本
- オリーブ油…30ml
【完成量】
- 1リットル
作り方
- 玉ねぎとにんにくをオリーブ油で弱火で炒める。
- トマトと鶏清湯を加える。
- 赤ピーマンを220℃のオーブンで15分焼く。
- 1と2と3をミキサーにかける。
ポイント!
赤ピーマンは緑色のピーマンを熟成させたものである。緑色のものは開花後25日前後の未熟果であり、赤色のものは60日前後で完熟果を収穫したもの。完熟して、青臭さや苦みがとれて、甘さが増しフルーティーになる。なお、ピーマンとパプリカは混同されがちであるが、どちらもナス科トウガラシ属であり、明確な分類はない。区別する方法は、大きさと果肉の厚さと形であろう。果肉が薄くて細長いものがピーマン(30~40gの中果種)、果肉が厚くて林檎の形に近いようなものがパプリカである(150gほどの大果種)。好みや用途で使い分けると良い。
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