丸鶏または部位別「鶏のラーメンスープ」の作り方

【プロが教える】「鶏スープ」の作り方・レシピ

■ベース:鶏 部位別
■使い方:醤油・塩・味噌・つけ麺・冷やし麺

材料

【鶏スープ】

  • 水…10リットル
  • 丸鶏…3〜5kg


【完成量】

  • 10リットル

※丸鶏ではなく、胴ガラ、首ガラ、頭、もみじ(指先)、手羽先などに代替することで部位ごとのスープがとれる。味や香りの特長をとらえることができる。

作り方

  1. 血合いを取った丸鶏を水に入れて加熱する。
  2. 灰汁が出てきたら(30分前後)、しっかり取り除く。
  3. 表面がぷくぷくと沸く程度の火力(95℃前後)で炊く。
  4. 1時間に1度加水して、水位を保つ。
  5. 薄いスープで3時間。濃密なスープは6〜8時間ほど炊いて完成。

ポイント!

各部位ごとにスープの特長がことなるので、味を知ることが大切。各部位の特徴を知ることで、スープの味の自分の理想に向けて、使う部位の組み合わせを考えることができるようになる。骨の比率でも、スープの味、香りの密度が変わる。

各部位の特長は以下である。

「丸鶏」内臓をとった鶏。骨も肉もついた贅沢なスープがとれる。若鶏と老鶏とでも味の深みが変わる。

「鶏の胴ガラ」 鶏の骨の味がする。

「鶏の首ガラ」 首をよく動かしているので、力強いうま味がある。

「鶏の頭」 灰汁が多く出るが、味も香りも複雑である。

「鶏のもみじ」 味・香りは乏しいが、ゼラチン質たっぷりで粘度が出る。

「鶏の手羽先」 もみじよりも、肉由来の味が出てくる。

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