「小田巻き蒸し」レシピ〜おせち料理の作り方(松本忠子レシピ)〜
年初めのおせち料理は、一年に一度の出会いの味。新しい年がより歳になるようにと心を込めて作ればこそ、家族はもとより、歳神様にも喜んでもらえるのだと思います。床飾りの掛け軸の富士山、おせちを収める蒔絵の重箱など、晴れの道具で新年を飾りつける。そんなめでたい日にこそ作りたいおせち料理のレシピを、松本忠子先生のレシピとして掲載していきます。
おせちを繰り回したおかず
おせち料理を、味や目先を変えて、魚肴やおかずの一品にと工夫したものです。丹波のつくね芋が、お正月に十二数年来友人から送られてきますが、品質のよさには毎年感激。そのつくね芋をすり鉢の側面を使ってすりおろし、赤いえびにかけると、お正月らしく美しい紅白の一皿が。
材料 (4人分)
- 車えびの養老煮(えびの養老煮ページを参照)…4本
- うどん…1玉
- 鶏もも肉…100グラム
- ぎんなん…8個
- 三つ葉…適宜
- だし汁…5カップ
- 卵…5個
- 白しょうゆ…大さじ2
- 塩…小さじ1と½
作り方
①卵はときほぐし、調味料を加えてだし汁と合わせ、裏ごしにかける。
②鶏肉は薄くそぎ切りにし、車えびの養老煮は殻をむく。
③ぎんなんは鍋に少量の水を入れていりつけるようにゆで、木じゃくでこすり合わせて皮を取る。
④蒸し茶碗に、うどん、②の鶏肉、車えび、③のぎんなんを入れ、①を上から注ぎ入れる。
⑤蒸気の上がったせいろに④を入れて、中火弱で約20分蒸し上げる。最後に三つ葉を結んで上におき、もう一息蒸す。
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注意事項
※著者「松本忠子」の『おせちと年末年始のおもてなし』より記載したレシピになります。
※著作権者本人様より掲載の許可をいただいております。
参考文献
■作品名:『おせちと年末年始のおもてなし』
■著者:松本忠子
■出版社:文化出版社