【用語集(375)】「デフォルト」とは

ラーメン業界でよく使われる言葉の用語集をまとめています。
ラーメンの基本知識の1つとしてご利用ください。
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ラーメンに使う「デフォルト」とは

ラーメン業界で耳にする「デフォルト」という言葉。もともとは標準設定を意味しますが、ラーメンでは独自の文化として定着しています。家系ラーメンならライス無料、二郎系なら「ニンニク入れますか?」のコール、博多ラーメンなら替え玉が当たり前――。地域や系統ごとに異なる“デフォルト文化”は、味だけでなく体験としての魅力を作り出しています。
この記事ではラーメン業界における「デフォルト」とはどういった意味なのか?またラーメンの系統により、どういう風に使われているのかを解説していきます。
ラーメン業界における「デフォルト」とは?

ラーメンを語るときによく出てくる言葉のひとつが「デフォルト」。本来は「標準設定」や「初期状態」という意味ですが、ラーメン業界では少し特別なニュアンスを持っています。お店ごとに独自の“デフォルト”が存在し、それが文化やブランドの一部になっているのです。
ラーメンにおける「デフォルト」の意味

ラーメン店での「デフォルト」とは、お客さんが特に注文をしなくても付いてくる標準仕様のことを指します。例えば、麺の硬さやスープの濃さ、トッピング、サイドメニューなどが代表例です。
「家系ラーメンでライスが無料」「博多ラーメンで替え玉が当たり前」といった習慣は、まさに“デフォルト文化”と呼べるものです。
系統ごとの「デフォルト」事例

- 家系ラーメン:ライス無料、卓上のニンニクやショウガ。油の量や、麺の硬さ指定。
- 二郎系:「ニンニク入れますか?」のコール文化、野菜マシ前提。
- 博多・長浜系:替え玉必須、麺の硬さ指定(バリカタが一般的)。
- 札幌ラーメン:炒め野菜が最初から乗っている。
- 喜多方ラーメン:太縮れ麺、朝ラー文化。
地域や系統によって、標準仕様が大きく異なるのが面白いポイントです。
デフォルトが生む体験

デフォルトは常連にとって安心感を与える一方で、初めて訪れる人には驚きや戸惑いを与えることもあります。たとえば、二郎系に行った初心者が「ニンニク入れますか?」と聞かれて戸惑うように、デフォルト文化は体験の一部でもあるのです。
経営から見た「デフォルト」

お店にとってのデフォルトは、差別化の武器でもあります。ライス無料や替え玉といったサービスはコストがかかりますが、その分リピートや追加注文を誘発し、売上につながる仕掛けになっています。
また、「デフォルト」があることで店の個性やブランドが確立され、口コミやレビューでも語られる要素となります。
まとめ
ラーメン業界の「デフォルト」は単なる標準仕様ではなく、文化そのものです。地域や系統ごとに違いがあり、それぞれの店のアイデンティティを形作る重要な要素。これからも新しい「デフォルト」が生まれ、ラーメン文化を豊かにしていくことでしょう。
さいごに
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