ボーンブロスとは?初心者にもわかりやすく解説!

話題の“腸活スープ”ボーンブロスとは?
近年、ニューヨークやセレブなど美容・健康志向の高い人々の間で注目されている「ボーンブロス」。
ボーンブロスを摂取すると、私たちにとって嬉しいさまざまな効果が期待できます。そこで「名前は聞いたことがあるけど、ボーンブロスって実際何なの?」という方に向けて、ボーンブロスの基本から効果、作り方、活用方法まで、初心者にも分かりやすく徹底解説します。これを読めばきっとあなたもボーンブロスを取り入れた生活をスタートさせたくなるはずです!
ボーンブロスとは?

ボーンブロス(Bone Broth)とは、牛・豚・鶏・魚などの骨をじっくり何時間もかけて煮出した天然の出汁スープのことです。
一般的な「出汁」や「スープ」との違いは、数時間〜24時間以上かけて煮込むことで、骨の髄からコラーゲン、ミネラル類まで抽出する点です。
・「ブロス」=出汁、スープ
・「ボーン」=骨
つまり、「骨からとったスープ」という意味ですね。コラーゲンやゼラチンを多く含んだボーンブロスは、現代人に不足しがちな栄養素を多く含んでおり、アメリカ・ニューヨークを中心に世界中で『スーパーフード』として注目されています。
このボーンブロスを飲むことによって、骨から抽出されたたっぷりの栄養がそのまま「腸」に届き、さまざまな効果をもたらしてくれるので、みるみる体の調子が良くなるのを実感することが出来ると思います。腸の環境を整えると、善玉菌が良い状態を保つことが出来ますので、それが美肌につながると言われています。ボーンブロスは特にしわには大変効果的だと言われており、若々しい印象になったと言われる人も多いのだとか。今では日焼け止めも飲む時代にきていますので、体の中から・腸からアプローチしていくのは非常に大切になってきています。また、添加物を含んでいない身体に優しいスープなので、幅広い年代の方におススメできるのも大きなポイント!赤ちゃんの離乳食のお出汁としても活用できるので、家族全員でボーンブロスを取り入れた生活をスタートさせることができます。
ボーンブロスの主な栄養素とその効果
ボーンブロスが世界で大注目されている大きな理由は、栄養価の高さ。主な成分とその働きを紹介します。
| 成分 | 効果・役割 |
| コラーゲン | 皮膚の真皮を構成し肌の弾力を保ち、関節の健康にも寄与。特に関節の軟骨がすり減ってしまった場合、コラーゲンを摂取することで軟骨が保護され痛みの軽減につながる効果が期待されます。その他、骨の土台を形成する役割もあるので、骨を強くし、骨密度や骨質の向上にもつながると言われています。 |
| グルコサミン | 関節の動きを滑らかにし関節痛や炎症の緩和につながると言われています。また皮膚やツメの健康維持にも期待が出来ます。 |
| ヒアルロン酸 | 体内の水分を保持し、保湿・美容成分・弾力を与える効果が期待できます。体内に自然に存在する成分なので皮膚や関節液にみられますが、即効性が無いため継続的な摂取が求められます。 |
| アミノ酸(グリシン等) | 睡眠の質の改善、メンタル安定、免疫機能向上、筋肉の維持、疲労回復、美肌サポート、メタボ対策など多岐にわたって身体に良い効果が期待されます。 |
| ミネラル(カルシウム等) | 骨や歯の形成、体内酵素の正常な働きに必要です。基礎代謝や新陳代謝を促す重要な役割を担っています。身体の機能維持に不可欠な栄養素のため不足するとさまざまなリスクが生まれるため積極的に摂取していきたい成分です。 |
これらの栄養素を自然な形で摂取できるのが、ボーンブロスの魅力です。サプリメントではなく、天然の出汁スープなので身体に優しく、プラスの効果が得られるのは嬉しい限りです。
ボーンブロスがもたらす5つの効果

1、腸内環境を整える(腸活)
ボーンブロスには、腸の粘膜を修復する作用があると言われ、腸内フローラのバランスを整える手助けに。現代人は、仕事やプライベートでさまざまなストレスを抱えがちです。忙しい毎日にプラスして運動不足など、なかなか簡単には改善できませんよね。そんな生活を続けているとどうなるのか…、それは腸を疲れさせてしまうことになるのです。腸内にはおよそ1000種類の腸内細菌が生息していることで知られています。代表的なのは「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」です。腸内では、善玉菌が30~40%、悪玉菌が10%、日和見菌が50~60%の割合がベストだと言われており、これらが良いバランスで生息していると健康的で体への影響もとても良好。ボーンブロスは鶏・豚・牛などの骨から出た栄養価の高い出汁スープです。その中には、コラーゲンやゼラチン、ミネラル、ビタミンが豊富に含まれており、ボーンブロスを飲むことでダイレクトに腸に栄養が届き、腸内の環境を整えてくれるという事です。腸内環境が整うと腸の動きも活発になり、便秘の改善にも役立つと言われています。
2、ダイエット中の栄養補給に最適
低カロリーながら栄養価が高く、満足感も得られる。またむくみの改善にも役立つと言われており、ボーンブロスには、カルシウム・マグネシウム・リンなどのミネラルが豊富に含まれており、ミネラルやたんぱく質にはエネルギー代謝を上げる効果があります。ボーンブロスには腸内環境を整える効果もあるため、消化器官がスムーズに働きお通じも良くなり老廃物がきちんと外へ排出されます。むくみで足に溜まった余分な水分・老廃物をデトックスしながら、代謝も高めるだけで自然とスルスルとスタイルが変化するのを実感できるかもしれません。
3、美肌・アンチエイジング効果
ボーンブロスには骨から抽出された、たんぱく質やコラーゲンが豊富に含まれています。美肌にはコラーゲンが効果的。体内にはそもそもたんぱく質の約30%がコラーゲンだと言われています。コラーゲンには肌のハリを保ったり、骨を丈夫にしたりと色々な役目をしています。肌の表面は「表皮」と呼ばれる部分があり、その下層に「真皮」と呼ばれる部分があります。コラーゲンはその真皮の70%ほどを構成していると言われています。コラーゲンは、肌のハリ・弾力を維持する役割があるので、しっかりと補ってあげることで若々しい印象のお肌を手に入れることが出来ます。肌ケアなどで外部からアプローチすることも大切ですが、ボーンブロスを飲めば体の中で吸収され、それが直接結果に繋がります。因みにボーンブロスを飲んでいる方の意見では、しわの改善に効果があったとの声が多いのは事実です。美肌効果だけではなく、ツメや髪の毛にももちろん効果が期待されますので、ぜひ取り入れたいアイテムですね。
4、関節・筋肉のケアに
スポーツ選手やリハビリ中の栄養補給としても注目。ボーンブロスは、カルシウム・コンドロイチン・グルコサミン・ヒアルロン酸などの関節の健康には欠かせない成分も多く含まれています。カルシウムは骨の構成にとって重要な役割をしているので、現代人に不足しがちなカルシウムを摂取することで骨を強くする効果が期待できます。また、コラーゲンも豊富に含まれているため、骨や関節の柔軟性を補い保護してくれるのです。 最後に、ボーンブロスに含まれているグリシンには抗酸化作用の効果もあり、慢性の炎症を患っている方には嬉しい効果が期待できます。
5、免疫力アップ
栄養バランスが整うことで、体調を崩しにくくなる。身体の外から細菌やウイルスが侵入したときに戦う機能「疫細胞」は約7割が腸に生息しており、腸にとっていい環境を保つのは免疫力アップに繋がってくるのです。免疫力を高めるためには「自然免疫」=「腸内環境の改善」が最も重要となってきます。
ボーンブロスの作り方(自宅で簡単)

材料(例:鶏の場合)
・鶏ガラ or 手羽元:500g
・水:2〜3リットル
・酢:大さじ1(カルシウムの抽出促進)
・酢:大さじ1(カルシウムの抽出促進)
・塩・こしょう(お好みで)
作り方
1、骨を軽く下茹でしてアクを取る
2、全ての材料を鍋に入れ、弱火で8〜12時間コトコト煮込む
3、濾して完成!冷蔵・冷凍保存も可能
※圧力鍋を使うと時短にもなります。
※鶏出汁のにおいが気になる場合は、おろし生姜やおろしにんにくを加えるとニオイ消しになり飲みやすくなります。また刻みネギを加えても彩りがありシャキシャキ食感が加わるのでおススメです。
※鶏ガラの脂分が気になる場合は、出来上がったスープを冷蔵庫で冷やすと脂分が表面に固まっているので、そちらをはがしてお召し上がりください。
どんな飲み方・使い方がおすすめ?

・朝食代わりに1杯飲む
・小腹が空いたときにちょっとした間食として
・就寝前に飲むと腸内環境が整いやすくなります
・運動の前後に摂取するのもおススメ
・料理の出汁にぴったり
・味噌汁代わりに
・離乳食・介護食にも◎
・カレーや煮込み料理に使うとコクがアップ
ボーンブロスはどこで買える?市販のおすすめも紹介
忙しい人には市販のボーンブロスもおすすめ。最近ではオンラインやナチュラル系スーパーなどで手軽に購入できます。
\ 注目のブランド /
・Wake(ウェイク)腸活特化型ブロス
・海外人気ブランド:Kettle & Fire、Bonafide Provisions など
まとめ:ボーンブロスは“飲む栄養点滴”
ボーンブロスは、「身体の内側から整える」を叶える健康ドリンク。美容・ダイエット・腸活・免疫強化など、幅広い効果が期待されているため、多くの人がライフスタイルに取り入れています。
近年「腸活」がよく話題にあがるようになり、耳にされた方も多いかと思いますが、腸活とは、腸内環境を整えて腸の中にいる細菌のバランスをいい状態に保つことを言います。腸の中には善玉菌が30~40%、悪玉菌が10%、日和見菌が50~60%が良い腸の環境と言われているのですが、実はこれを保つのはなかなか難しいのをご存じでしょうか。バランスの良い食生活や、適度な運動などが必要なのですが、忙しい毎日の中でこなしていくのは簡単ではありません。ましてや、食生活においては、たんぱく質や脂質の多い食事になりがちで、そうなると腸の中では悪玉菌を増やすことになってしまいます。因みにこの悪玉菌が増えすぎてしまうと、アンモニアやアミンなどの悪性物質や有害物質を作り出してしまい、その結果大きな病気の原因になったりするので注意が必要です。悪玉菌の増加を抑え、善玉菌が良い状態に保つことが出来れば、腸の働きを整え食べ物の消化吸収をスムーズに行ってくれたり、免疫力がアップしたり、ビタミンを合成したりといいことばかりです。そういった腸内環境の人は、便秘になりにくいので、その結果太りにくい体質だと言われています。
とにかくメリットだらけの腸活ですが、食生活を見直したり、毎日運動したりとなかなか続けるのが難しかったりしますよね。ではもっと続けやすいものはないかと考えたところ「ボーンブロス」が注目されているという事です。骨から抽出されたたっぷりの栄養分を摂取するのを”飲む栄養点滴”と呼ばれているのは納得ですね。ほかにも美容効果が高いので”スーパーフード”や”飲む美容液”とも呼ばれていたりします。
これからの健康習慣の一つとして、毎日の1杯から始めてみませんか?
よくある質問(FAQ)

Q. ボーンブロスと普通のスープの違いは?
A. 長時間煮込むことで栄養素の抽出量がまったく違います。
Q. 毎日飲んでも大丈夫?
A. 基本的には毎日1〜2杯を目安にして問題ありません。
Q. ダイエット中に飲んでもいい?
A. 低糖質・高タンパクのため、ダイエット向きです。
Q. ボーンブロスは便秘にも効果がありますか?
A. はい、ボーンブロスは腸の動きを活発にし、また腸壁の修復を助ける効果がありますので、便秘の改善が期待されます。
Q. 味つけは?
A. そのままでも飲んでいただけますが、塩などで味を調えても飲みやすくなります。ただし塩分量には注意しましょう。
Q. 離乳食にも使っても大丈夫?
A. はい。完全無添加の出汁スープなので、離乳食のお出汁として安心してお使いいただけます
Q. 腸活をしたい場合はいつ飲むのが効果的?
A. 就寝前にコップ一杯のボーンブロスを飲むと腸内環境が整いやすくなります。また寝る前に飲むことでよく眠れたと実感する方も多いようです。
Q. 手軽に手羽先でもボーンブロスを作ることができます?
A. はい、手羽先でもボーンブロスを作ることは可能です。ただし手羽先は皮の部分に脂が多く含まれているので、脂っこさが気になるようでしたら皮をはがして煮込むことをおススメします。